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体育担当はシャンクス先生

体育の時間。本日はドッチボール。
参加したいと駄々をこねた子供教師と一緒に名前は外野。


「あー…ダリィ…」
「授業中に言う教師の台詞じゃねェな」
「聞いてくれ名前。正直俺ァ教師なんて職業に向いてねェんだわ」
「今更か。そんなのこの学園の全生徒が知ってるわ」
「マジか。さすが俺だな!」
「別に褒めてねェよ」
「生徒に手ェ出しちゃいけねェし」
「お前はほんと最悪だな。人間として見習いたくない」
「酒持ってきたらいけねェし」
「どの社会人でもな」
「寝坊もできねェし」
「せめて保護者参加の進路相談のときぐらい頑張れ」
「あとな、テスト問題作るのもダリィんだ」
「いっそのことニートになれよ、マジで」
「そうだ!テスト問題作ろうぜ、皆で!」
「仕事放棄しすぎだろ!」
「あ」
「あ!?―――ガフッ!」
「わりィ名前!大丈夫か!?」
「い…てて…」
「ダッハッハッハ!最高だなその顔!」
「死ねダメ教師!」



「鼻血止まったか?」
「笑いは止まったか?」
「おかげさまでな!」
「もうほんと死ねばいいのに。何でお前が俺らの担任なんだよ…せめてベックマン先生にしてほしかった」
「あー、俺もそう思う」
「認めんなよ」
「だってなァ…。俺面倒くせェこと嫌いなんだもん」
「オッサンが「だもん」とか言うな。そう言うのは可愛い子だけが許される」
「俺可愛くないか?」
「鳥肌が立ったんだがどうしてくれる」
「お前も可愛いと思うぞ?」
「……お前…俺のことそんな目で見てたのかよ…。マジの変態だな…」
「ヤりたくはねェけどな!」
「よーし、歯ァ食いしばれ」
「ダッハッハッハ!」



「あとな、教師になって面倒くせェことがあるんだ」
「なんで俺お前の愚痴聞いてんだろ…」
「この世で最も面倒なのは…。そう、テストの丸付け作業、そして進路相談だ!」
「どっちも俺達の人生に大きな影響を与えるから頑張って下さい」


俺の突っ込みに爆笑するシャンクスを見て、

「あ、ダメだコイツ。俺らがしっかりしないと」

と、決心しました。



空をとぶ5つの方法様より/先生と生徒5題
207β様より/掛け合い台詞5題「ダメ教師と私編」

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