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同人BL小説



――軌道エレベーター内。
ガンダムマイスター四人が、テーブルにつき周囲に気を配りつつも、雑談していた。
「ティエリア、ソラの方はよろしくな。俺たちは次のミッションに入る」
「命令には従う。不安要素はあるけど」
 そう言いつつ、ちらりとセツナに視線を向けるティエリアに、相変わらずだなとふっと口元が弛む。
「お待たせしました。ごゆっくりどうぞ」
ウェイターが現れ、カタンと白い液体が入ったコップがセツナの前に置かれた。
「……ミルク?」
 セツナが不思議そうに、俺に視線を向ける。頼んでいないのだから、それも当然だ。
「俺のおごりだ」
 最近忙しかったからな。これからもやることがまだまだ残っている。ちょっとしたご褒美ってやつだ。
チームワークってのも大事だしな。

「おごり?……どうせなら、ロックオンのが飲みたかった」


 ……一瞬、場の空気がとまった。


 いやいや落ち着け、ロックオン。さすがに早とちりじゃないか?俺の前にあるコーヒーが飲みたいって意味じゃないか?
 コーヒーの方が良かったってな。何を考えたんだ。最近忙しかったからな、疲れて思考がうまく働かなかったんだ。

「そ、そうか…コーヒーが良かったか。」

 ははっと笑いながらそう言うが、次のセツナのセリフにはまたさらに度肝を抜かれた。

「コーヒーより…ロックオンのミルクが飲みたい。」

 …俺のミルク?何言ってんだ、俺の前にあるのはコーヒーで、ミルクじゃない。
 て、この状況ってミルクは一つしかないだろうが!!

「!?っつ…!!」
「…だから不安要素なんだ…」
 ティエリアの声が響いた。呆れたようにさっさとソラへ行く為に立ち去ってしまった。

「しっ、しかし、本当にできるのかい。機体を軌道エレベーターでソラへ戻すなんて」
「心配ない。予定どおりコロニー開発用の資材に紛れこませた。」
 アレルヤが咄嗟に話をそらせて、なんとか俺もこの状況を打開し、違う話しに移れた。セツナは話を中断されて少し不満そうだ。

 最初の嫌な予感が見事的中した。
 あぁ、確かに不安要素かもしれない。これからの、ミッションを無事にやっていけるだろうか。
 俺は確かな身の危険を感じた。



   20071025 END
●ずいぶん前に書きましたがくだらない&微妙な下ネタなので、どーしようかと思ってたら、200807になってしまいました。00新シリーズ開始の予告CMが披露されたので記念にup。ロックオン大好きです。俺たちがガンダムだ!なCMうきうきでした。
それでは、見て頂いてありがとうございました。


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