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キラINザフト小説



無邪気なキラの発言にアスランはピシッと固まる。

「キ…キラ…?スキンシップ…って、‥‥誰かこんな事したの…?」
口元が引きつりながらアスランが問い掛けると…


「うん、クルーゼ隊長にされたから…」
「な…!?」
その言葉にアスランはギュッと拳を握り締めてクルーゼの顔を思い浮べた。

――あんの仮面!!殺してやるっっ!!!

フツフツと怒りが込み上げていた。

「ど、どーしたのアスラン…顔、恐いよっ!?」

アスランの嫉妬で吊り上がる顔にキラはビクリと肩を震わした。

しかし、アスランがその顔を見せたのは一瞬で…
すぐにキラにだけに見せる極上の笑顔に戻した。

「あぁ…ごめんキラ、ちょっと嫌なことを思い出してね」
「ぁ…そうなんだ…?」
咄嗟にキラにそう誤魔化し、ふっと優しく微笑むアスランだが、
さすがコーディネーター…
頭の中では物凄いスピードで今の状況を整理していた。


まぁ、まず…あの変態仮面は闇討ちなりなんなりして潰す事にしたが…

このキラの勘違いは、ちょっと違う風に言えば、俺にとって良い展開になるかも……


そう考えるとアスランの口元が知らず知らずのうちにニッと持ち上がる。


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あきゅろす。
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