[携帯モード] [URL送信]

海馬君ラブ!
衝撃のお菓子な事実!



「うっわ、早くしねぇと!」

次の時間が体育の時間だと分かっているのに、先生はお構い無しに生徒を呼びつけてくる。
城之内は焦りつつも体操服を取るためにロッカーへと急いでいた。
そんなとき、とある机の上にあったものに目が行く。
ジュラルミンケース。海馬のものである。
「ったく、どーせ体育なんか出なくってもいいってかー。いいご身分だぜ!」
ケッと悪態つく城之内。
と、ここで大人しく教室から出て行けばよかったのだが、ふと気になったのだ。
海馬の、持ち物が。

どーせカードとかノートパソコンとかしか入ってないんだろーなー、なんて考えていたのだが、ここでエロ本なんて入ってたら面白いのに〜なんて。軽い気持ちで城之内はジュラルミンケースを開けてみた。

と、そこには。

意外と整理されているのがよく分かる中。
書類やらなんやらでいっぱいだったが、城之内の目を引くものが、そこには存在していた。
「こ、これはっ!」
書類をぴらりと捲ったその下。海馬からは連想できそうも無いものが出てきたのだった。

「う、うまい棒…!」

な、何故うまい棒などがこんなところに…!
ていうかあの、あの鉄面皮な仕事人間がこんなものを!?
カチンと固まってしまった城之内。おそるおそる中を探ってみると、他にもざくざくと。
チロルチョコやらジャイアントカプリコ、さらにポッキーからフランまで。ポテトチップスなんて食べかけか…?
そしてトドメは………きのこの山!!
「うわーーー似合わねぇーーー!」
あの、あの海馬にまさかこんな可愛い一面があったとは…!
笑いが込み上げてくる。
それと同時に、誰にも言ってはいけないような気がした。

城之内はそっと書類を元通りに戻すとジュラルミンケースを閉じ、そそくさと教室を出て行く。


体育の授業には到底間に合いそうにない。こりゃランニング決定だななんて思いながら、今度海馬に教えてやろうなんて考えてたり。

『きのこの山よりたけのこの里のほうがうまいぜ!』と。




■海馬はきのこ派だといいな。たけのこの里は持つところが無いから手が汚れるではないか!なんて考えてたり。ちなみに、食べる時は5,6個いっき食い。バリボリ!!
海馬がお菓子好きって萌え!しかも市販品ラブは萌え!



驀進!

1/3ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!