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家族ゲーム(00連載)
初夢*(アレニル)
ドサリ、とニールの身体がソファーに押し倒された。



突然の出来事にニールは目を見開いて自分に跨がっている人物を見る。
「アレル、ヤ?」
「ニール…」
熱を含んだ声で名前を呼ばれて心臓が跳ねた。
少しずつ覆い被さってくるアレルヤに、ニールは顔を赤く染める。
「アレルヤ?」
「………」
「んっ」
ちゅ、と首筋を吸われてニールは身体を震わせた。
その瞬間、微かなアルコールの匂いが漂う。
「もしかして、酔ってる?」
確かにさっきまで二人で新年の乾杯をしていた。
ライルに貰った高いワインだ。
しかし、アレルヤは味見程度で殆ど飲んでいなかったのに。

(アレルヤは酒に弱いのか)

らしくて可愛いな、と微笑ましく思っているとスルリとシャツの隙間からアレルヤの手が忍び込んできた。
「あ、んんっ」
いつもより大胆なアレルヤに、ニールは戸惑いながらも身体は熱くほてる。
ツンとシャツを押し上げた突起をアレルヤは爪で引っ掻いた。
「ひ…ぁっ」
ピリリと痛みにも似た快感が背中を駆け抜ける。
「やっ、そこ、摘んじゃ、ぁあん」
「ニー、ル」
「アレルヤ…っ」





***



「ていう初夢を見た」


「………っ」
アレルヤは一気に顔を真っ赤にした。
「あ、まだ続くけど語ろうか?」
「い、いいですっ!」
年の始めから刺激が強過ぎる。
あたふたするアレルヤにニールはニヤリと笑った。
「初夢は叶うらしいぜ」
「ええっ!」
「なあ……アレルヤ」
ニールはアレルヤの身体をそっとソファーに押し倒した。



「姫始め、しよ?」



「夢では僕が押し倒したのに、何故今僕は押し倒されてるんですかーっ?」
「あ?押し倒してくれても良いぜ?」
「……っ」
こういうのを藪蛇と言うのだろうか。
アレルヤは何だか酷い眩暈を感じた。
頭がクラクラする。
目の前のニールがやけにぼやけて見えた。


(あーなんかもう、抱きたい)


可愛くてかっこよくてエッチで淫乱で声もセクシーで年上の意地悪で小悪魔な恋人。
フェロモン垂れ流し。
「ニール……」
フツリとアレルヤの中で何かが切れた。
アレルヤは深い溜息を吐くとニールの腕を強く引っ張る。
「うわっ」
次の瞬間、ニールはソファーに押し倒されていた。
まるで夢で見た様なシチュエーションだ。
アレルヤがニールに跨がりながら、ふっと笑う。
「お望みなら」
「え」
「ニールの思う通りに」
そう告げるとアレルヤは自分のシャツを脱ぎ捨てた。
色付いた肌がしっとりと見えてニールは息を飲む。

「ア、アレルヤ!?」

慌てるニールを余所に、アレルヤはニールのシャツに手をかけた。
「……っ」
焦らす様な手付きにいつものたどたどしさはない。
「お前実は酔ってるんだろっ!」
「酔ってません」
ジーッとアレルヤのズボンのチャックが半分まで下ろされた。
そこは既に少しだけ大きくなっている。
それを見せつける様にアレルヤはニールの腹に押し付けた。


(……完璧に酔ってるな、こいつ)



ニールは困った様に笑うと、アレルヤの腰に片足を絡ませた。












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明けましておめでとうございます!
今年も宜しくお願い致します。


アレルヤは酒入ると豹変希望(笑)


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あきゅろす。
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