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3Z卒業後篇
【つき合い始める/エロできない】


「仕方ねえから万斉呼んでやったんだ。これから俺たちァアレだからテメェに割く時間はねえ。チャッチャと言え」
「晋助、それでは相談し辛くなるであろうて。土方、久しぶりでござるな。拙者らはそんな急いでないから、大丈夫でござるよ?」

「……」

「阿呆、コイツぁ急かさなきゃ話もできねェよ。俺ァ通訳すんのイヤだぜ」
「まあまあ。繊細な内容でござるゆえ、ゆっくり落ち着いて話されよ」
「チッ、テメェあんなに土方嫌いだったくせに」
「だってあの頃は、主がフラフラしてたから」
「俺がいつフラフラしたって? 詳しく聞こうか?」

「……」

「見てんじゃねーぞ! テメェ要するに銀八とコトに及びてェんだろが」

「……」
コクン


「変わらぬなぁ土方。みんなでエロDVD見たときもこんなかんじでござった」
「馬鹿じゃねーの!? 高校生以下だぜ、テメェいくつよ」
「晋助、土方縮こまってる」

「……」

「だァァもう!! 万斉、コイツはなァ、銀八はテメェのカラダでホントにイイのかってェ、やってみりゃァいいことをやりもしねーでガタガタ言ってやがんだ」
「ちょ、晋助言い過ぎ……」

「……」

「あの、土方? 晋助、くちは悪いが大丈夫でござるよ……?」
「何が大丈夫だ、勝手に言うんじゃねェ」
「あだだだだッ!! 痛いイタイ! 後で仕返しするでござるよ」
「!? なななに言ってんだテメェは人前で!」
「ほう。人前では言えないような仕返しが希望か?」
「黙ってろ!」

「……」

「あー……、テメェはヤる側だから、説明してやれ」
「いやそう言われても。銀八がどう思うかなんて全然わかんないでござる」
「だいたいでいいんだ阿呆」
「だって拙者、晋助だから勃つんだし」

「……」
「……」

「晋助なら匂いかんだだけでフルでござるよ、ていうか晋助以外使う予定もござらんし」

「……」
「……」

「もう少し詳しいほうがいいでござるか? 晋助の裸は極上!! 天国でござるな天国、晋助の好きなトコ触って触って触りまくって、毎回違うコト試してみて、晋助が悦んでるの見て拙者もGO!! でござ……」

「……」
「土方、ほどほどにな」

「あだだだだッやめてやめて!! 2人がかりは卑怯でござる!!」
「余計なコト言うんじゃねェェェ!!」
「ええええ!? それ聞きに来たんじゃ……」


「……」


「おーい万斉、タバコ持ってこい。土方の顔で火がつくぜ」

「イヤ晋助、土方隅っこで縮んじゃってるでござる」

「あ、ホントだ。猫みてェだ。チッチッ……ほらマヨやるから出てこい」

「まさにネコでござるしな」


「……」


「あァ……テメェは一生清いオツキアイしてれば? 銀八がたまにウサ晴らしすんのに目ェ瞑ってよォ」


「……」
フルフル


「ワガママ言うんじゃねェ。男ならわかんだろが? 辛えだろうよ、あのエロ教師も」
「うーん……辛いという点では気の毒だが、晋助と同意見でござるな」


「……」


「じゃ土方、坂田の全裸見たことござるか?」


「……」
ブンブンブンブン


「首もげそうだな」

「ふむ。ならばまずはそこからではござらんか」


「……」


「最初の頃、晋助と銭湯行ったの、覚えてるでござるか」

「あー行ったなァ」

「何にもない頃でござるよ?」

「♪なんでもないようなことがァ、幸せだったとおもーうー」

「マジでござるか!?」



「……」



「夜遅く行ったな」
「そうそう。人が来そうな来ないような、ドキドキの時間帯でござる」
「俺の背中流しながら不快なモン押し付けてきやがって」
「またまた。嬉しかったでござろう? あはは」
「うふふ、とか期待してねェだろうなァ」
「してない……しゅん」
「そんで、慣れたってかそういう空気になったってか」
「そりゃもう、なるでござるよ当然」
「図ったなテメェ」
「さあ……どうでござるかな。晋助が嫌なら拙者、生涯手は出さぬ」
「う……」
「ん?」
「……ずりィぞテメェ」
「そうでござるかな」
「チッ……ん、」



ちゅっ、




「……」


「土方? 土方ァァァ!!」

「ダメだ、茹であがった」






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