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3Z卒業後篇【見られる/エロver.2】


髪に片手を差し込まれ、
優しく導かれ、
拒絶もできたはずなのに、
俺は銀の股間に顔を寄せてた。

「舌出して」

掠れた甘い声が頭上から響く。
男そのものの器官をくちに含む抵抗があったけど、イケナイことをする、そのことに、確かに俺は興奮していた。

「筋舐めて」

相変わらず声は甘く、髪を撫でる指は優しい。
おそるおそる舌をつけると、ぶるっとそれは震えたみたいだった。筋に沿って舐め上げたら、質量が明らかに増した。

「……っは、想像、よりっ……キクわ」

銀八の息が上がってる。
感じてくれてるんだ……!
先っぽを全部くちの中に入れてみた。
ぎんが、息を詰める。
しょっぱくて、少しだけ苦い。

ちゅうっと吸ってみた。
それからいつも銀がしてくれるみたいに、先の割れ目に舌先を差し入れた。

「ぐっ……そこ、イイ」
「ほんろ?」
「うん……すっげキモチイイ」
「んんっ、はむ、んふっ」
「腰、動かしていい? 痛くしないから」
「ん、ん!」
「あっそんな深く……キモチイよ十四郎」


ヤバイ。
自分のはなんにもしてないのに、腰が、痺れる。
触りたい、触ってほしい、

「十四郎、腰が動いてる」
「んっ、んむーっ」
「舐めてるだけでキモチよくなった?」
「ん……ぅ」
「舐めっこ、しよ?」


耳にとろりと流れ込む、甘い誘惑。


「お尻、こっちに出して」


気持ちよくなりたい。
銀と一緒に。
俺はそろそろと動き出す。
銀の顔を跨ぐときがいちばん恥ずかしかったけど、銀が優しい手つきで助けてくれた。

「舐めるのやめんなよ?」
「はっ、あ……!」
「できる?」
「れきう! するぅ」
「キモチイイよ、お返し、な」

そう言うと銀は、いきなり後ろの穴に舌を差し込んできた。

「やーっ! そこはっ……」
「俺のも舐めていいんだよ。どこ見てもいいし、なにしてもいいから。させて?」
「で、でも、」
「俺とおんなじことして。俺も十四郎と同じことするから」


そのあと、互いの腰を抱き合って、いろんなことをした。
銀八は後穴をふやけるほどねぶった。俺は……初めてぎんの、秘めたところを見た。おそるおそる舌を伸ばしたら、ぎんのほうから腰を差し出してくれた。
銀は後穴と陰嚢を繋ぐ筋に舌を這わせた。めちゃめちゃ気持ちよくて声出しちまった……恥ずかしいからやり返した。
甘噛みしたり、舌先でつついたり、先の割れ目に舌を入れたり……、


「もう、こっちおいで十四郎、」


ぎんが、いきをきらして、はやくちにいったんだ。



「イキそう、くち、はなせ」
「やら。やめらい」
「でちまう! な、いい子だからっ、」
「いっれいいろ」
「……どうなっても知らねーぞッ」


ぎんは、俺の中に指を入れてガツガツ突いた。そして俺の陰茎を、音を立てて舐めた。腰に回った腕が、痛いくらい強い。
そんなにしたら俺だってイっちゃうだろ、
ぎんを、キモチよく、したいのに、

ぎんの息が荒い。

「とおしろ……がまんッ、できねっ」
「いっれ……? おねがひ」
「あっ……!!」

くちのなかにひろがる、ねばりのつよいえきたい
しぶくてしょっぱくて、ぬるくて、おとこくさい、

「んぐっ、」
「!? ばかっ、吐き出せ!」
「……もう、飲んだ」
「いま水持ってきてやる、」
「ぎんの、せーえき……のんだ」
「……おー、」

腹ん中まで、ぎんぱちでいっぱい。
隣に並んで、首筋に顔を埋めた。

「またしても、いい?」
「……まいったな。この小悪魔め」

苦笑いされた。

「オメーを弄るのァ、俺もキモチイイからなんだってのを、実践しようとしたんだけどなぁ……」
「あ、」

忘れてた。
でも、なんとなくわかった気がする。銀が言いたかったこと。
だからって、恥ずかしいのが消えたわけじゃないけど。

「さー、寝っか」
「え? え……もう?」
「ん? 足りない?」
「だって俺……まだイッてな、」
「あ、そうだねえ。でも銀さんもう、吸い尽くされましたー。若くねーのよ俺も」
「うそばっか……!」
「ホントだって。だからやめろって言ったのに」


また、くち元がにんまり弧を描く。


「自分でしてごらん? 見ててあげるから」
「イヤだっ!」


それでも後ろから脚を抱えられて拡げられ、自分で慰めるところをまじまじ見られたのは、言うまでもない。


「イッちゃいな? 十四郎」
「あーーっ!! みないで、」
「見てる。おまえの、ぜーんぶ」







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