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3Z卒業後篇/半同棲【食べる/エロver.】


僕が大好きなひとは、僕を性的な意味で食べるのが大好きです。






「もっ……、やだぁ、んあ! も、できなっ……あーーッ!!」
「まーだ。もっとキモチヨくしてやっから」
「いやだ! もうっ、やめた……あっ、アーー!? そっそれダメ、」
「後ろだけでイく練習」
「ヤダヤダヤダァァァ!! おかしくなっ……あああぁァァァ!!」



「もう少しだと思うんだけどなァ」
「……」
「我慢してねーか? 出そうになってんの抑えてるとか」
「……」
「なに出しても引かねーかんな? むしろ出したいから。出すためにやってるから」
「……」
「ん? 返事もできないかんじ?」
「……みず、」
「あーごめんごめん。待ってな」


するっとベッドを抜けてく後ろ姿が悔しいほどカッコイイ。肩甲骨くっきり浮き出てるとことか、肩から腕にかけて付いた筋肉の締まったかんじとか。
この腕が俺を抱いてたんだな……なんて思うと嬉しすぎて、でもそんな自分がキモチワルイ。

しかもペットボトル持って戻ってきたのに、

「……?」
「……ん、」
「……!? んぅ」
「……美味しい?」
「なっ!? なにやって、」
「可愛いおくちにダイレクトインしてみましたー」

さらっと恥ずかしいことすんだよコイツはァァァ!?
び、びっくりすんだろーが!!
ドキドキ……してねーし! おおお、驚いただけだから!!

10も歳上なのに。
歳上だから?
することなすこと色っぽくて、子供っぽさまで男の色香が漂ってて、俺はどうしたらいいかわからねえ。
10年の経験値の差はハンパなくって、

「よし。漏れちゃってもいいように、風呂でするか」
「な、なな、なに言ってんだァァァ!? ご近所迷惑だァァァ!!」
「お、でっかい声出してんのは知ってんだ?」
「おまっ! おまえが出さしてんだろーがァァァ!? 少しは反省しろォォォ!!」
「しない」
「……」
「気になる? 今さらだと思うけどねぇ。んじゃ、ラブホ行くか」
「!? ……ど、どこ、って?」
「ファッションホテル。御休憩処。ま、言い方はなんでもいいけどよ」
「んな!? んなとこに、おおお、男2人で行けるかァァァ!?」
「行けるんだなコレが。よし、行こう」
「ちょっ、今から!?」
「そ。今から」


無理。展開が急すぎてついていけねえ。
カラダもガタガタで動けねーんだよ!


「じゃ、車出すわ。車まで抱っこしたげる」
「されてたまるかァァァ!?」
「そんだけ騒げれば歩けるよな。服着る? 俺としては素っ裸で『誰かに見られちゃったらどうしよう』って悶える十四郎もそそるけど」
「犯罪だろソレ!?」
「じゃあ上だけ着よっか。下は見えそうで見えなそうで見えちゃうかも……」
「黙れェェェ!! 履くわボケェ!?」
「そう? じゃあ露出プレイは許してやんよ。早く支度しな?」
「……!!!?」

まんまとハメられた俺は、テンション上がりっぱなしの銀によって、車に押し込まれる。

「くちばっか立つのは変わんねーなテメーは!?」
「そう? 昔は自重したよ」
「……!」
「今は十四郎を食べるためなら、なんでもするね、俺ァ」

紅い瞳をきらきらさせて、とんでもないことに労力を費やすアホな大人。ガキみたいな男。

なのに俺は、うんざりの体を装って、密かにどきどきしてるんだ。
このひとの、男臭さに。

ああもう、食べられてんだな俺。


幸せだったりするのは、ちょっと言えねえけど。





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あきゅろす。
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