小説:俺は弟が大嫌い。
7
学校でのことを聞かれたり、家に連れてきた友達は誰だとしつこく聞かれたり。
うんざりだが、違う学校に通えるだけでも感謝しなくては…
そう思って耐えていた。
だが、それは違った。
俺は、弟の執着が予想以上のものだと気付かされることになる。
ーそれは、ある夜のこと。
必要以上に部屋から出ない俺だが、喉が乾いてキッチンへと向かった。
キッチンに行くにはリビングを通る必要がある。
リビングの電気がついてるところを見て、溜め息がでる。
親にはあまり会いたくないのに。
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