[携帯モード] [URL送信]

小説:俺は弟が大嫌い。
6
俺は中学受験できる程度の学力はあった。

だが、できの良い弟に両親の期待は集中し、俺は公立の中学に入ることになった。

この時、俺はほっとした。

とりあえず一年間、弟と違う学校に通えること、

そして、恐らく弟は中学受験を受けるから、きっともう同じ学校に通うことはないこと。

気が楽だ。

両親はもう俺に期待なんかしてないし、俺ももう両親に興味などない。

周りから比べられることもない。

…ただ、弟からの執着が続いたことだけは不満だったが。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!