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小説:俺は弟が大嫌い。
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「どうしてあんな奴等から愛されたいの?いいことなんて何一つ無いのに。」

「兄さんには俺がいるでしょ?」

「あんな奴等どうでもいいでしょ?無理に勉強なんてしなくていいじゃん。」

「兄さん、きっと耐えきれないと思うよ?」

弟は俺が必死に勉強している理由がわかっていたらしい。

そして、それが気に入らなかったようだ。

ずっと投げ掛けられる言葉。

うるさい、うるさい!

愛されてるお前に何がわかる!

ーしかし、俺はさすがに力尽きた。

2年間遊ばずに続けた努力も無駄なのだと悟った。

そして、その反動のせいか、親に反抗するようになった。

ああ、智樹のいう通りになったよ、クソ。

荒れていく俺を、満足そうに弟が見ていた。

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