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生徒会庶務の災難(ポッキーの日)
6 side:会計
さて、説明も済んだし早速ゲームのほうに…

「ちょっと待ってくれ」

「ん〜?どしたの〜?」

「どちらも口を離さなかったら勝敗はどうなるんだ?」

「…えっと」

これには何て返せばいいんだ?

「それに、口を離さなかった場合、その…キスすることになってしまうんじゃないか?ポッキーゲームは、付き合ってもいない人間とやっていいものなのか?」

「っ…」

質問責めに戸惑う。

そして何より、そんな純粋な目で見られると騙そうとしていたことが申し訳なくなってくる。

「どうなんだ?詳しいルールを知っておきたい」

や、やめて!そんな目でみないで。良心が痛む。

「ご、ごめんなさい!!」

チヨちゃんからの視線に耐えきれなくなり、俺は全速力で逃げ出した。


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