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腹黒可愛い系×平凡
3
「だから!お前がまた俺の彼女を…」

「あー…彼女ってあのキモチワルイ豚のこと?回りくどい言い方するからわかんなかったよ。ちゃんと豚って言ってくれなきゃ。言ってみ?ぶーた。」

「テメェ…!」

「あぁ、そんな怒んないでよ。話なら聞いてあげるからとりあえず床に正座して?」

床を指差し笑顔で言ってきた。

「テメェ!自分の立場わかってんのか!」

「じゃ、話きかなーい」

華奢な体に似合わないゴツいヘッドフォンを着けてそっぽ向かれた。

「わかった!わかったから!正座すればいいんだろチクショウ」

そう言って正座すると、ニヤニヤしながらヘッドフォンを外してこっちを見た。

あぁ、こいつは昔からこうなんだ。

いっつも俺が負けるんだよな。

でも、今回はマジで仕方ないんだ。

俺の今後の人生に関わる話だから。マジで。


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