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小説:生徒会庶務の災難
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「珍しく授業に出ているのですね。仕事をしなくていいんですか?いつも授業に参加なんてしないくせに」

副会長が嫌味っぽく言ってきた。

仕事しなくていいのかだって?

それはこっちがききたい。

「安心しなよ。あんたらがやらなくても仕事に支障はないから。今は書記がやってくれてるし」

気が立っていたので、普段は聞き流す副会長の嫌味にも反応してしまう。

チッ、と副会長が舌打ちをする。

「瑞季までそんなこと言うなんて、最低だぞっ!!謝れよっ!!」

なんで謝らないといけないんだよ…

「海人たちはちゃんと仕事してんのにっ!!皆何も知らないくせに、ひどいことばかり言って!!」

はー?

何も知らないのはオメーだろうが。

四六時中一緒にいる副会長たちがいつ仕事してると思ってるんだ?

ザワザワ。

そんなことを考えているとクラスがざわめきはじめた。

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