小説:生徒会庶務の災難
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「おいチヨ、このプリントまとめとけ」
「チヨ、さっさとこれを職員室に持っていきなさい」
「チヨ〜これどうしたらいいの〜?」
「「チヨちゃん、遊ぼーよ!!」」
はぁ…。
思わずため息がでる。
週に数回仕事をすればいいが、他の生徒会メンバーと同様の待遇がある、という魅力的な条件につられて入った生徒会。
庶務として働いている。
しかし実際は聞いていたものと全く違った。
毎日呼び出され、庶務の仕事以外のものも押しつけられる(主に会長と副会長から)多忙な毎日。
俺の不満になど耳を貸そうとしないから、もう諦めている。
あ、ちなみに冒頭のセリフを言った奴等は、上から会長、副会長、会計、俺と同じ庶務の双子である。
セリフからわかるかも知れないが、どうやら俺は会長と副会長に嫌われているようだ。
理由なんか知らない。
どうだっていいしね。
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