小説:生徒会庶務の災難
7
「チヨ、何を黙っているのです?」
え、別にいいじゃん。
無言で仕事を続ける俺に問いかける副会長。
「お前も行くのですよ?無視してないで少しは反応したらどうです!」
偉そうにのたまう副会長。すげーウザイ。
「俺はいいよ」
手をだすなって言ったくせに会わせたいのか。
見せびらかしたいほど可愛いのか?
「なっ!せっかく誘ってあげたというのに!」
あー、ウザイウザイ
どーでもいーから皆仕事しろよ。
「せん、だい…いかない、の?」
書記が悲しそうに聞く。
どいつもこいつも昼休みごときに何故そんなに拘る?
しかし書記の悲しそうな顔をみると、そんなこと聞けそうもない。
「…はぁ、わかったよ。行けばいいんでしょ」
超メンドクセー。でも仕方ないか…
あいつにメールしておかないとな。
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