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ごちゃまぜどころ
8
「いいから。あんた今年も留年する気なのー?」

「うん」

即答すると山中は信じられないといった顔をする。

「はあー?!なんでー?前聞いたけどあんた本当は試験毎年パスできたのよねー?!」



確かに俺は今までの試験は全てわざと落ちて来た。それというのも実は忍になる気がサラサラないからである。

じっちゃんに言われ表のテンションで入学したのはいいものの、考え直してみれば九尾が力を持つのはよくないだろう。

早々退学しようと思ったのだがいかんせんじっちゃんが俺がアカデミーに通うことをそれそれは喜んだ。

その喜びように思わずい続けてしまったら何時の間にか最高学年。どうしたもんかとここ数年試験を落ち続けて居るのだ。

よってサラサラ受かる気はない。

むしろどうしたらじっちゃんを悲しませずに退学出来るかを考えているぐらいだ。

山中に卒業試験に向けての修行に無理矢理連れてかれそうになった時にポロリとそのようなことを漏らしたことを思い出して今更後悔した。大人しく実力不足ってことにしておいて適当に修行に付き合ってやれば良かった。


「えーーー!本当に落ちちゃうのー?!一緒に卒業したーいーー!」

「無理。他当たって。」

「あんたと卒業したいって言ってるのに他に誰当たれっていうのよー!」

「…サスケとか?」

「サスケくんはそんな心配いらないわよーー!」


その後何回も卒業しろ、しないの口論。と言うより山中の意見を俺が流していただけだけど。それをした後最後には山中は泣きながらバカーっと叫びなら帰って行った。

まあ、俺も俺の意志を変えるつもりはないからしょうがない。


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