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君の恋人




それから数日後。
拓はいつも何か悩んでいるのかイライラしている様子だった。
今では僕からのプレゼントも前みたいに喜んでくれない。

メールを送ってどうかしたのか聞いても拓は何も言ってくれない。

どうしたの拓。何を悩んでいるの?

僕は心配で夜もまともに眠ることができない。大好きな拓が悩んでいるのに僕だけいつも通りに生活する、なんてそんなことできない。

僕でよかったらいつでも悩みを聞いてあげるよ。いや、むしろ聞いてあげたい。
君の悩みを聞いて君の心の荷を軽くしてあげたいんだ...僕を頼って欲しいのに。

「拓...なんでたよ...」

悲痛な想いが口から零れる。
しかし、それはうるさい教室内では泡のように消えてしまう。

...それとも拓は僕を頼らないのではなくて、もしかして心配を掛けまいと敢えて何も言ってこないのだろうか。

もしそうなら、僕は直接...ちゃんと面と向かって真剣に聞かなければ。

「僕に頼って」そういえば拓もきっと...。

僕たちは2人で一つなんだ。拓のためならなんだって頑張る。

ただ拓の笑顔がみたい。今、僕が望むことはそれだけ。

あんな拓はもう見てられないんだ。



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