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君の恋人




次の日どれくらい僕が拓のことを好きなのかを、わかってほしくて僕はあるサプライズを実行した。

朝拓がくる前に机の中にいれた手紙付きのプレゼント。拓は喜んでくれただろうか。

そろそろ見てくれてる頃だろうと思い、
こっそりと拓のいる教室へと向かう。

あっ、喜んでくれてる。よかった...

教室の中を覗けば嬉しそうに笑っている、拓の姿を発見し頬が緩むのを感じた。

これで、拓も少しは僕の気持ちがわかったかな。もう昨日みたいに他の女のことなんて言ったりしないだろう。

僕のサプライズをあんなに喜んでくれてるなんて、やっぱり僕と拓は同じ気持ちなんだ。

きっとまたサプライズをすれば拓はもっと僕の気持ちを理解して、もっと好きになってくれるはずだ。

僕たちはまだ恋人になりたてでお互いのことをまだまだ理解し合ってない。

惚れたのは僕の方が先なんだ。
ここはやはり僕が積極的になろう。

「次は何を贈ろうかなぁ」

これからのことを考えると何だか楽しくなり、頬を緩ませながら自分の教室へと戻って行った。



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