さいぞう。
関ヶ原より数年程前の事。

牙狗は成長した才蔵(※同僚)を連れて、半蔵の屋敷へと出向いた。


「久し振りに出向くからな…奴がまともに相手をしてくれるだろうか」

「…う?」

「…今日はな、俺の友人に会いに行くのだよ」

「…がこうの?」

「ああ」

「どんなごじんだ?」

「(またそんな言葉を…)俺によく似ているな…根暗以外」

「がこうもたいがいだとおもうが」

「言ってくれるな才蔵…(自覚してる)」


そして屋敷の門前に至る。


「半蔵、いるか?(チリンチリン)」

ギィイ(開門)

「何用(鬼の目)」

「声で俺と分かったからといってその仕打ちは無しだろう(怖い)」









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