ある日の半蔵一家

四十代を少し過ぎた頃半蔵は不良息子半三に家督を譲ろうとした。

「…半三」

「父…じゃない、クソ親父」

「………(脳天ちょっぷ)」

「ぐふっ」

「…聞け」

「………(ブスッ)」

「…近々、隠居」

「…継げと?武士をやめろと言うかクソ親…」

「………(回し蹴り)」

「がふっ」

「…引退すればお主は服部家の当主となる」

「分かっておるわそのくらい」

「…つまり」

「勿体ぶるなクソお」

「………(足払い)」

「ぐげっ」

「ふん…まあこの家は、お主の好きなようにせよ」

「……………」

「……………」

シーン。

「…忍にはならずとも」

「よい」

「…………」

「…………」

シーン。

嫁「楽しいですか、それ」

「「…………いや」」


「……ありがとうございますクソ」

「(あしば)」

「…!!(ぴょん)」

「(らいっ)」

「ぐはぁっ」

「…学習しろ」

「時間差双方向足払い…流石ですね」
「………(照)」














半蔵、躾する。



あきゅろす。
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