価値観
牙狗と半蔵、才蔵と牙狗
牙狗「半蔵、ちょっと聞くが」
半蔵「くだらぬ問いなら応えぬ(キパ)」
牙狗「一々お前は問いがくだらぬか面白いかどうか決めるのか?」
半蔵「風魔以外。」
牙狗「…可哀想だな」
半蔵「(ジー)」
…そんな目で睨むな、半蔵よ。
牙狗「俺が問いたいのはな…」
↓時移って現在
牙狗『問、死は貴方にとって何か』
才蔵「…忍にとっては友人の様なものなのではないだろうか」
牙狗『(友人て)確かにそういう見方もあるか』
才蔵「牙狗は異論か?」
牙狗『昔、友人に問うて踏みつけられた後に聴いた話で』
才蔵「何しとんだ貴様は」
牙狗『意外にもそいつは怖いものよ、と答えたのです』
才蔵「…ほう」
牙狗『何故と問うてもムッツリとして相手にされませんでしたが』
才蔵「おい」
牙狗『私が推測するに、』
主を守るのに自分は必要であって、くだらぬ事で野垂れ死にというのは避けたいものだと言いたかったのか
牙狗『…もしくは、』
只単に、奴も人の子であったか
まぁ、どちらにしろ正統な忍にあってはならぬ事よ。奴は特殊ではあったが。
才蔵「…お前自身はどうだ?」
牙狗『さあ?』
才蔵「…お前は誤魔化すのが好きだな。」
そのうち、お前は死も誤魔化しそうで己は怖い、と才蔵は答えた。
牙狗「(…そういえば、私は何歳だったろう)」
歳を忘れた保護者。
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