■「リリちゃん、リリちゃん」 「なぁに笹目ちゃん。」 「私達・・・卒業してもずっと”友達”でいようね」 「そうね。私達が結婚してそれでお婆ちゃんになったとしてもそれでもずっと”友達”でいたいわね」 「結婚かー・・・・・」 「どうしたの。笹目ちゃん」 「ううん、リリちゃんが”男の子”だったら素敵な旦那様になっただろうなって」 「それってどういう意味よ。笹目ちゃん・・・・」 「・・・・私たち・・・・」 「ん・・・・・?」 「最高のコンビだよね?」 「えぇ。”魔法戦姫なごリリ☆”は絶対誰にも負けないわ。」 「ウフフ・・・・」「フフフ・・・・・」 「あのね、リリちゃん・・・・」 「なぁに・・・・?」 ”本当は、私。部長の好きな人”リリちゃん”だと思ってたんだ・・・・・” 笹目はソレを言わなかった。だが梨々花は何かを察したのか笹目を抱きしめる。 「笹目ちゃん・・・・」 「なぁに?」 「愛してる」 それは慈愛に満ちたカトリック科の生徒としての彼女の心。 「うん。私もリリちゃんのこと大好きだよ。」 「「これからもずーっとずーっと”友達”でいようね・・・・・・!!」」 そして二人は笑いあった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |