■華桜戦記/小説倉庫A■
■†THE UNLIMITED萩原 カセン/オマケAver犬神@†■
■※鷹夜編については前の紅葉編から少し出てきてます※■
※簡単に言えば”前に書いた削除済のバベル夢主復刻版”カナギさんが夏見×で登場したので彼女も初×で出したかったんです苦笑汗汗^^;※

■日本に入ってすぐ。4月。まだ少佐の誕生日を迎える前。
船の修繕にも停泊所の手配にも困ってる中。当のヒロイン、萩原 カセンはこっそり船を抜け出して
バベル本部の前に佇んでいた。
「”ミナモト・・・”」
どうしても”好意”のつもりが誤解されて”嫌われてしまったかもしれない”皆本の様子が気になって会いにきたのだが。
あれから即、”司郎”との関係が出来上がってしまったのでどうしたらいいかわからないがとりあえず”傷付けてしまったのなら・・”
菓子折り持参で会いに来て見たのだった。まだ”チルドレン”には”顔”は知られてない、素性を知っているのは多分皆本とモナークで会った・・
そういえばあの国”全体的に”誰かのESPで守られてる気配がしたんだけど”何だったんだろう・・・”アレ。
そう思いながら”変装”とは名ばかりに普段の黒い衣服から防弾防護仕様ではない一般用の春色パステルカラーな白ベースのブランドデザインの服を来て
「変装もばっちり!!!!!!とりあえず、一応”深めの(鍔の広い)帽子”と”サングラス(オレンジベースUVカット)”もかけてきたしめったに付けないパステルルージュも淡めに付けてきたし!」
今の自分はどう見ても・・・・・・”普通の女の子!!!”これならきっと”大丈夫・・・・・!!!!”ここに来てもばれやしない!!!!!!
正直ドキドキなのか不安なのかわからないがとりあえず”彼の顔が見たい”困らせてしまったのではないのだろうか。傷ついたかもしれないのは自分のほうだが
そんな”性格”に育ってしまった彼女は”自分から”誤りに行こうと菓子を持ってしばらく数分その門の前でうろうろしていた。
ちなみに”モナーク”で感じた気配は”芥さん”の残留思念時折”国全体”を見守るようにソコに身を馳せるように死後後に遺骨を引き取られた彼はその場所を守るかのように
安置された立派な墓を中心として”モナーク”全体を見回るように時々飛び回っているのだった。
そんな一日の出来事である。
「アレ・・・!???どうしたんですか!???」
「ん?鷹夜ちゃん?知り合い・・・・?」
そこに現れたのは”同じ大学”に通う仲のいいバベル職員。犬神鷹夜と梅枝ナオミ。
「へっ・・・!????え・・・・!???」まさかの思わぬ伏兵にどうしたらいいか戸惑うカセン。
「何か”こちらに御用ですか?”」大きな瞳でこちらを見つめる青い目の少女、桜色の髪に青のメッシュがかかっている。
可愛らしい”年下と思われる”それに話しかけられて驚く彼女。”偽善的”というか”善人オーラ”を感じる彼女に少し圧倒されながら、それでも何故か”懐かしい”と感じるそれに
慌て腑ためていていると「”あぁ。”」何かにぴんときたのかナオミの表情が一変した。
”ゾクッ!???”一瞬何かのさっきを感じた。麻酔にセットした銃を構えて戦闘体制に入ろうかと思ったがここはバベルの正門前。さすがにそれは危険すぎる
どうしようか”思った瞬間”「”賢木先生でしたら今日は手術でお忙しいらしいですよ^^”」何故か怒りの篭ったようなオーラでそう言われた。
「”へ!???サカキ!????”」確かにその顔も名前も知ってはいるけれども確かにこの状況で素直に”ミナモトに会いにきた”それは少し言いづらい。
「”へ・・・へぇ・・・そうなんだ・・・・・・・・・”」もちろん”手術で忙しいというのはまったくの嘘。ちなみにその”賢木本人”は監視カメラからずっと門の前で女性が
うろうろしているからと連絡を受けて気になって覗きに来ていた”アレは確かパンドラの・・・”一応チェックは欠かさないようだ”変装”してたとはいえ”何度か顔を合わせた仲”
しばらく様子を見ていたが”鷹夜”もその気配に気づいたのか
「”なら。私たちと一緒にどっか遊びに行きましょう!!!!丁度ナオミちゃんと今から遊びに行こうかと思って一日休暇をもらいにここに寄ったんですよ!”」
目の前の”愛らしい女性”が”その毒牙”にかかるのもどうだろう”ナオミちゃん”同様に”あまりそれをよろしくない”様に思える彼女も期限悪そうにぴりぴりとするナオミちゃんに合わせて
一緒に遊びにいくことを提案した。ちなみにナオミは数日前に彼氏に振られた直後。それもあってもの凄く”期限が悪かった”だからその腹いせに”一緒に遊びに行こうか!”とデートに誘ったのが
今日だった。”賢木先生”バベルに入った当初は”皆本さん”同様に”若くして敏腕”な地位の高官だけあって憧れはあった、でもそれより地味ながらにも今の自分を”一番”大切に能力を生かそうとしてくれる
主任のことが大好きで”今はその主任と付き合い始めたばかり”ナオミにしては”尚更機嫌が悪いらしく”友達を他の男にしかも”主任”自分のソレとは”まったく違う”と分かっていながらも”その立場”の
男性に”それを奪われたことが悔しくて”ないてせがむように時折二人で”デートするのを楽しみにしていた”前よりずっと抱き着いて”離れないで!!!!”そういって甘えてくるナオミちゃんも可愛いんだけど
でも、何でか目の前の”彼女も気になって仕方なかった”「せっかくだから遊びに行きましょう!」ナオミちゃんも”ムカついて仕方ない賢木先生のデートかもしれない予定の邪魔が出来て”嬉しいようだ。
そんなわけで何故か手に持った菓子折りはそのままこちらから”本部に預けておきますから”と彼女たちに奪われて暫く休暇が通って戻ってきた彼女たちと一緒に何故か街に刳り出すことになった。


「なぁ・・・”初”・・・!もしかして”アレ”って・・・・?」
何だか懐かしい匂いに連れられ今日は”ザ・ハウンド”が当直ということもあってなんとなくバベルに来ていた
故・犬神初と宿木明夫。最初に気づいたのは”サングラス”をして”能力のほのかに湧き出るあの女性”死後。
今”再び”その姿を”目の当たりにして”思い出した”あの日の記憶・・・・”だがそれ以前に・・・・・
「”鷹夜・・・・・”」
暫く前から気になっていた・・・・”そっくりな子がいる”能力者としては恵まれなかった”自分の過去の許婚”
”ハウンド”を追いかけてバベルに立ち寄る様になってからずっと気になってた”やっぱり似てる”というより”そっくり”だ。
多分それは・・・・・”自分の子孫”を残して直後。”亡くなった”彼女の・・・・・”どうにもそんな気がしてならない・・・・・”
”犬神鷹夜”それは彼女と”初”と”明夫さん”の内緒の話。

■†THE UNLIMITED 萩原 カセンオマケA/犬神初*鷹夜編@†■


俺が初めて”鷹夜”と会ったのは物心ついて6歳か7歳のころ、それまでずっと明夫と二人で”能力”について学んだり二人で山遊びをしては傷だらけになって帰ってきては
勲章とばかりに取った獲物やその傷を自慢して遊んでいたころ。帰ってきて初めて”可愛らしい”綺麗に着飾ったその子に出会った。
当時”彼女”の家系は”犬神”の分家で名を継いでいながらも”財政難”な中尚更”病弱”に生まれた彼女のためにかなり金に困っていたそうだ。
だから”成人しても長くは持たない”彼女に”幸せを与たい”それを表面上の縦にして”養子”としてうちの本家に売りに出した、要は金に困って娘を本家に売ったのだ。
それでも”綺麗な顔した人形みたいな可愛い妹分”が出来たことが嬉しくて”俺はそれが嬉しくて嬉しくて””許婚”とか最初はそういう大人の世界の言葉なんか意味がわからなかったけど
それでもただなんとなく初めて会ったその日から”生涯的に俺が守る”どこか死臭の漂う弱弱しいソレに本能的に”大事にしたい”幼いながらに思っていた。
それでもやっぱり子供だから無理やり山につれていったり病弱な身体の関係で能力に恵まれてもなかなかうまくコントロールすることも持続することも出来ない彼女に
昭夫が変わりに手助けするようにESPで介入してそれにちょっと妬きながらも”鷹夜”はそういう”明夫”みたいな男が好きで”いつかはこいつの嫁になるのかなー・・・”そう思いながら
自分は”犬神”の頭首として”群れ”の”リーダー”になれるよう育てばそれでいいと思ってた。
山遊びに行くにも川遊びに行くにも病弱ながらに付いて行きたがるのは”一緒”に訓練に行く”明夫”の方が気になるんだと思ってた。
”お兄ちゃん”ずっとそう呼ばれていたから俺のことは”初お兄ちゃん”明夫のことは”明夫さん”病弱ながらにも養女だから家の手伝いをしながら自分は”分家”の子だからと自分から
それを選んで”楽しそうに笑う彼女”は俺と明夫が一緒にいるときが一番楽しそうに笑っていた。だから”明夫”の事が好きなんだと思ってた。
俺よりずっと能力的にも”鷹夜”の支えになってたし”俺がアイツ”を好きなのは初めて自分の”群れ”に入った”妹的存在”子犬か何かのような感じで可愛がってただけだと思ってた。
それが”軍への入隊が決まった日”急に家の内部がおかしくなった。”食事”もいつもより豪勢で単純にそれが嬉しくて・・・だから気づかなかった。いつも”食事時”には”鷹夜”は参加しない。
病弱で食事も他より取るのが遅いしそれを見られるのが嫌なようだただ体にそぐわないレベルの能力だっただけでそれが身体負担の原因で本来体にさえ恵まれれば俺よりずっと高い能力に目覚めたかもしれない。
明夫がそう言っていた何度かその能力を開花させようと鷹夜に意識を傾けてサポートしてたから。だから”本当は”俺よりもずっと”能力”に恵まれていたのかもしれない。
体だって”女に生まれたから”それでも”彼女”は”年を追う毎に”どんどん綺麗に育って行った。”明夫”もなんとなく”それが好き”で”俺のいない間”二人で仲良くしてる時間が増えてるのも知っていた。
だからあの日普通に俺が食事してる間鷹夜は風呂に入っていたらしい。・・・・そう聞いて単純に”フーン・・・”と思ってがつがつ食事にありついていた。明夫も俺と同じく入隊が決まった。
軍に入るのはもう明日だ。”だから起きたら一番に明夫に合わせて幸せにしてやろう”もしかしたら”その顔が見れるのもこれが最後かもしれない”なんとなくそんな気はしていた。
けれども何故か食事の後に名前を呼ばれ白い衣装を着せられて・・・・・奥の離れに行かされた。
”神聖な場所だから滅多に近づくな”そう言われた場所だった。正直子供のころに気になって3人で入ってみたけど結局何が神聖なのかよく分からないがとりあえずそれを着用して誘われるがままソコに行ったら
いつもとは違う綺麗な布団に同じく白い衣装を身に纏った鷹夜がいた。いつもとは違う”紅”を纏った色気立つその姿。青の瞳がまっすぐに自分の事を見つめてきた。
「”鷹夜・・・・・・・?”」不思議に思ったけれどもそれでもなんとなく気配と匂いで分かった”そういう事か・・・・・・”本家は俺が出兵する前に”戦士”するかもしれないそれも考えて
先にそれを済ましてしまいたかったらしい”ずっと気づかなかった”鷹夜は”明夫”の事が好きなんだと思ってた。けど「”・・・・”」目をそらして考えた後真剣な表情でそれの頬を手繰り寄せるように
やさしく手をあてがうと頬を染めて”コクン”と小さくうなずいた。”残る期限は朝まで”・・・・そういう事か”後から聞いた話”明夫はずっと”相談”に乗っていたらしい”自分が本当に俺の相手”と
して”将来的に”体が持つか・・・・・その上で”俺がどう思っているか”どうすれば”その気持ちが伝わるか・・・・”本人からの志願もあったらしい。詳しいことはわかんねぇし興味は無かったけど
ただなんとなく”鷹夜が求めている”ようだったからだから俺も”自分の本能に従った”明夫には悪いとは思っていた”本当は知っていた”俺より”明夫”の方が”初めて会ったその日から”鷹夜に一目ぼれ
してたんだと思う”犬神の一族の高能力者”只それに似合う身体に恵まれなかっただけで”かなり”の実力者になれてもおかしくない”人間”だった”売られて”この家にやってきた”恵まれない綺麗な子”
只でさえ最初から”お家柄”で上下関係が決まっているその中で”明夫が鷹夜に惚れるのは目に見えていた”鷹夜もそれには知っていてそれでも”俺”を選んだらしい。それが”家”のためなのか”本人の意思”
だったのかは分からないけどそれでも”真剣な表情”で嘘偽り無く”求めてきた”それに答えない方が”男として失礼だ”それが入隊前夜。”昭夫”には悪いと思ったけど翌日真剣な顔で”交尾した・・・”
どうしても”鷹夜の事が好きだった”本当は明夫に譲るつもりだったけれども”アレはもう俺のものだから”それでも・・・もしかしたらこのまま”死別(わか)れる”事になるかもしれない・・・・・。
出来れば大事にしたいし時折帰って様子を見たいがもしかしたら無理かもしれない”鷹夜”も弱弱しい体を推してそれを受け入れてくれた。初めてそれが”神聖な場所”だって分かった。ともされる明かりに混ざって
能力を上げる石が置かれているのが分かった”心身的にも”高揚感を与えるらしい。”鷹夜”もそれで何とか脆い体を朝まで耐えた。”朝までしか”いられなかった”こんなことなら”もっと早く・・・・
大事にしてやりたかった・・・・・・。”ずっと”俺のことが好きだったらしい”明夫”の気持ちは鷹夜も知っていたらしいそれでも”ずっと”付いてきたのは病弱ながらにも俺が気づいていないながらにも
部隊に入隊が決まるのまでは分からなくてもあまり長くはこの世にいられない自分の心の奥底に思い出としてそれを残していたかったらしい。”本来は”そうなれなくても”一緒にいられれば気づいてくれなくても幸せだから・・・”
鷹夜は明夫に何度もそう相談していたらしい”そっか”翌日明夫は苦笑して”良かったな。”そう言ってくれたが本当は”明夫も鷹夜のことが好きだったのは知ってる”2人でずっと大人になるまで”鷹夜”を大事に育ててきた
俺は”妹”明夫は・・・・でも”家柄”の違いが”まだ”間にあるらしいだから”初音”は好きに幸せになればいいと思う・・・・・。
”自分達の死後”本家に能力に恵まれた”女性”の跡継ぎが生まれたのは正直嬉しかった”それが鷹夜”だと思って”初音”を大事に可愛がっていた。
けれども”バベル”にちょくちょく来るようになって更にそっくりな子が現れて”それに目を奪われる”自分がいるのは知っている。でも俺はもう”死者”だから”鷹夜”を幸せにすることは出来ない。
間でもう”あの子”には”好きな子”がいるらしい・・・・・・・。”俺が唯一”ちゃんと”鷹夜を女として愛したのは”その瞬間だけだった・・後は何度か連絡つけて少しでも”安心させてやりたかったけど・・・”
俺が死んですぐ鷹夜も子供を産んで亡くなったらしいフラリと軍を抜け出してなんとなく鷹夜に会いに行って・・・・それから”その日”に出来た子らしい。最初の儀式では出来なかったそうだ。
俺も鷹夜の事は好きだったが・・・・・”軍に入ってからはあまり会うことが出来なかった”手紙を書くのも下手だから代わりに”昭夫”に書いてもらったそれでもあまりなかなかそれも出せずに時折他の国で見つけた
面白い物なんかをつめてみても税関でひっかかった。だったら直接持っていった方が早ぇのに。時々こっそり合間を縫って近くまで来た他の犬神の能力者を経由して野鳥に手紙を持たせては鷹夜にそれを届けたりしてた。
それでも”手紙”を書くのは”明夫”俺はそれが下手糞で”匂いで気持ちが伝わればいいな”おまれは俺にとってもう”大事な存在”で誰にも渡したくないそれだから。
綺麗な石や葉っぱや面白いもんを見つけるたびに何度もそれを送ってやった。”今”初音がつけてるリミッターあの勾玉もインパラヘンで俺が拾った変な石の加工品、”鷹夜”の気持ちも俺がそこに預けた気持ちも今はそこに
宿っている・・・・だから”アレは”・・・・目の前にいる”鷹夜”そっくりのアレは”鷹夜”であって”鷹夜”じゃない”分かっていても・・・・・”
「悪かったな・・・・明夫・・」「へ?」
「・・・・ホラ。あの後お前にも”縁談”の話が来ただろう・・・・それでもずっとその・・・・”鷹夜”の事ばっかりよ・・・・・・///」
今更。本当に今更だけど恥ずかしげに感謝した。
「あ・・あぁ。気にすんなって俺もお前と同じく家の方が勝手に決めた”相手”だし・・・・・けど”やっぱ鷹夜ちゃんの方がそれよりずっと可愛い・・”・・・が・・っ・・・・!!!!」
はにかみながら軽く頬を染めてそう初に返したら思い切り噛まれた。死後、本当に霊体だけの存在といってもやはり”同在体”同士で噛まれれば痛いものは痛い。
「”本当はこの場にあの子もいれば良かったんだけどな・・・・・”」
鷹夜ちゃん・・・・・あの子も一緒にせめて死後だけでもずっと傍にいられれば”そうすれば”初もきっと幸せだったかもしれない”俺たちはまだ”京介の事を忘れるわけにはいかないから・・・
「”いーんだよ・・・!アイツは・・・俺のせいで幸せにしてやれなかったんだから・・・・・・・///”」
だから”それが悔しいけれども”幸せになればいいと思う”自分がそれを言うのはおかしいのかもしれないけど”愛してる”変な感覚でどうしたらいいかわからないが”
”あぁやって幸せそうな笑顔が再び見れるなら・・・・今は・・・・”
「”でも見てられるのも今のうちだけかもな。ホラ宇津美さんとこみたいにずっとこの先だんだん老けてく姿を・・・・だ;つ・・・!!!!!?????”」
「”だから噛むな初!!!!!!!”」泣きながらそう訴えたら「”うるせぇ!!!!!!”」と泣き返されたやはり悔しいようだ本当はもっと早くに気づいてやって可愛がってやりたかったようだ。
だから今のその気持ちを幼い頃からの”初音ちゃん”に向けているのは知っている。”自分が生前”出来なかったその悔しさが初なりにもあるらしい。”俺は俺でそれなりの美人でしたたかで”今の明の母親のような
そんな美人の女性だったが・・・・・・・・・”結構気は遣った・・・”お互い合うのも初めてでいきなりそういう話になってそれでも俺もやっぱり”鷹夜”ちゃんが”初恋”で。だから”初”が”悔しい”気持ちも分かる。
”それでも”手に入れたのだから・・・・いや”手に入れたからこそ”簡単に淡く散ったそれが寂しいのかもしれない。だから”不二子くん”にも”京介”にも近所のガキにも明るかった。
”鷹夜”ちゃんにはそれが出来なかったから。自分ばっかり一人で遊んで気づいたら体の具合を悪くして何度も俺がサポートした、”面倒”みてやれなかった事を本人なりに気にしていたらしい。
「”本当に・・・・初はあの子が好きだったんだな・・・・・・」ちょっとばかりうらやましくてそう言ったら
「”当たり前だろう!!!”」吠えるように返された本当に好きらしい。
「あ・・・”彼女達が出かけるみたいだぞ?”」気になったからその様子を負うことにした本来は今日はハウンドの方の様子を見ながら出来ればサポートしてやるつもりだった。
京介も今この国に戻ってきてるみたいだし・・・・
俺たちは・・・・”それ”が何の”運命”でここに呼び寄せられたのかはもう知っている”伊号から”聞かされたその”真実”只俺たちは今はまだそれを見守ってやるしか出来ない。
けれども全員・・・・・・・・この地に少しずつ呼び戻されて見つめている”京介”の事をその未来を・・・それと”不二子くんの事も・・・・”
「まぁ・・・・実際の”京介”の事は不二子くん達にまかせるしかないな・・・・・それに・・・」
今日も不二子くんがバベルにいるようだからまぁいいか・・・・・・とりあえずその辺の鳥に意識を預けてそちら側へも目を配らせながら彼女達の後を追うことにした。
正直彼女”カセンちゃん”の事については気になっていた”この時代の”少女だったのか”なら”あの”場所に来た”彼女は”かなり”京介とも縁が深い存在なのかもしれない
なら・・・・・・・”今日は”彼女についても”見守ってやりたい・・・・・”あの子は・・・・・・・・・・・・
”少しだけ思った”京介に”似てるんだ”今の・・・・・”尚更”目が離せない”何故あの時あの場所に来たのかは分からないが”多分・・・・・
「”運命・・・だったんだろうな・・・”」
「”え?”」何故か初そう言った。こいつは”あの時”も彼女と”仲”が良かったから何か通じ合う物があるらしい。
運命・・・だとすれば・・・・”必要だったのは・・・・・”
「”宇津美さん達の事か・・・・・”」
「”あぁ・・・・でもこの気配・・・・・今”それは・・・・・”」初は遠くに感じるその海風の匂いにかすかに反応しているらしい。
それは沖縄で”紅牙”と彼女が”出会う前”のまだ先の先の話

■NEXT■

■”鷹夜”編。”故鷹夜”と”犬神初”編。”3人仲良く”幼馴染で”少し年下で
幼くて可愛らしい病弱な妹”2人の間で”守るべき存在で”約束したわけでもなくそんな関係が続いていた。
けれども”目を離して”好き勝手しているうちにいつもついていこうとしては体を悪くして宿木さんが
サポートするからいつしか二人は結ばれるべき存在だと思ってた・・・
でも・・・・本当は・・・・・・”大事にしてやれなかった”それが”悔しい”ながらにも新しく”生”を受けた彼女には
”彼女の人生を好きに生きて欲しい”彼なりの”好意”なんだと思うその上で、
出来なかったからこそ不二子さんや京介くんや近所の子供達と戯れるのが楽しくて忘れているようででもそれが大事で
”やっぱり”好きで下手糞だから”宿木”さんに甘えつつもやっぱりムカついて噛んじゃう犬神青年が可愛いです
結ばれてるようで結ばれてないすれ違いそれもあってずっと”初音”ちゃんの事
大事にしながらこの世界に依存してい続けていてくれたら嬉しいと思う今日この頃苦笑汗汗苦笑汗^^;
■2013/06/06執筆者より■

[*前へ][次へ#]

3/14ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!