■「・・・っ・・・あ・・・っ・・・!!!!!!」 ユウギリ・・・・・・ ”何で・・・・・” 何で”この子が”・・・・・”前々からおかしいとは思っていた” それでも”この子は”あの”デッドロック”で”研究対象”にされていた”可哀想な少女” 幼い少女だから”だから”可愛がろうと思っていた”真木ちゃん”も”少佐”も”葉”も・・・ ”桃太郎”はもともと”彼女を探して探っている途中あの場所で捕まった”だから”それは頭には入れていなかった” けれども”精神攻撃を受けた瞬間”目に映ったその少女は”カセン”あの子に見えた・・・・・ ”本当にそっくりだった”それがまるで”殺意を向けるように私を見ている”あの子には”本来そんな力はない” けれどももし”その能力”を彼女が得ていて”この気持ちに気づいていたら・・・・” 隠しているつもりだった”ユウギリ”を心配して”応援するフリをして”隠しているつもりだった・・・・ 本当は”私のほうが”ずっとずっと前から”真木ちゃんのこと・・・・” ■†THE UNLIMITED 萩原 カセンオマケ@ver紅葉@†■ 「どうしたんですか!?????紅葉さん!???」 九具津さんの声に目を覚ました 「!????ここは・・・・!????」 頭が痛いまだ。あの時のユウギリの攻撃の影響が残っているようだなかなか力が使えない ”空間把握能力”に支障がでる”目”で見た対象しかわからないけれどもここは”心のそこを抉られた”あの場所だけじゃないことは分かる。 「”少佐”に頼まれて僕とコレミツさんで貴方をここに運んだんですよ」 そう言って九具津くんが説明した。その脇には確かにコレミツさんの姿もある。 「・・・!????ユウギリ・・・・真木ちゃんは・・・・!????」 「それは・・・・・」 そう言って映し出されたテレビ画面”ノーマングリーン氏の式典中継のようだ” 「今さっきここが”彼女”に襲われて・・・・・・今”少佐”がそこに向かってるところです。」 「”・・・っ・・・・そんな・・・・なら私も・・・・!!!”」 ズキン・・・・ ”頭が痛んだ”それ以上に・・・・・ 「”紅葉さん・・・・?”」不安そうに”九具津くん”が見つめてきた。 ・・・・・ ”この人に。頼ってはいけない・・・・・”今のこの気持ちを・・・”誰かに知られるわけにはいかない・・・” だって・・・・だって本当は”私のほうが”子供のころからずっと”真木ちゃんの事・・・・” ”それでも真木ちゃんが少佐を支える道を選んでそれを選ばないというのなら私もそれを支えようと思った” けど”でも”初めて”その日が訪れた”死んだような・・・・・・・・空ろな目をした綺麗な顔のそれでも髪や体に乱れが見えるシーツを纏った黒髪の少女。 それを抱いて愛しそうに抱きしめる真木ちゃん”何があったのかと思った”正直ショックを隠し切れなかった。 葉や少佐も動揺していた”情報”は元々入手していた”最初から”国ごと政権ごと壊滅させるつもりの仕事だった けれども”初めて”見た”真木ちゃんの”女性に対して見つめるような”あんな愛しそうな表情”最初はそれが”彼女の洗脳だと”思って安心していた でも”半年・・・”一年・・・・”ずっと”その光景を”真木ちゃん”を目で追いながら”気づいていた” ”少佐に・・・・似ているんだ”彼女は”見た目も気持ちもまったく違う”それでも”目を離したら一人でどこかに行ってしまいそうで” そしてそのまま”死んでしまうことすら恐れず選んでしまいそうな脆さ”その中に”強い恨みと意志を秘めてる”私には”持てない”その強い”意志と牙” どんなに”自分を磨いても”内側に”それ”を秘めた彼女には”適わない”と思った”最初は”只”真木ちゃんのそれに甘えてるだけ”それでも”この子”が 人としてちゃんと”生きていけるように”姉として”見守ってあげたい”真木ちゃんの”幸せのため”この子が”真木ちゃんにとって支えの一人になるのなら” 思っていたけれども半面で”自分がそこを奪われる”支えになりたかった”支えたかった”誰かをそうして”支えなきゃ”忘れることも出来なかった・・・ それだけ”好きだった”その気持ちを”抉られるように思い出させられた・・・・”泣きたい・・・・・どうしたらいいんだろう それでも真木ちゃんが・・・好き”この気持ちを”どうしたらいいのか分からない・・・・・・・・”好き”真木ちゃんが”好き” 思い出してしまった”この気持ちを吐き出さないと”つらくて壊れそうになる泣きたい捨ててしまいたい”それだけ”ずっと隠してた・・・ 「・・・・・っ・・・・・!」 不意に見つめてきた九具津さんを引き寄せた。”口付けたい”今だけでも・・・・・・・・”真木ちゃんの変わりに” でもそれは”彼にとっても失礼だ”彼だって本当は・・・・・・”カセンの事”・・・・・・知っている”好きなこと”は皆”彼女が好き” 最初はヒノミヤを可愛がって遊んでたけれどもやっぱり彼も”カセン”に奪われた”ユウギリ”のことも性格上気になるらしいだから私も”彼女”を可愛がる ことにした”そうしていれば”思い出さずに済む・・・けれども”テレパス”を持つ彼女には”気づかれていたのかもしれないだから”余計なおせっかい” 嫌われてしまったのかもしれないそれでも”好き”だれかにその感情を向けていないと”囚われてしまう”過去のその”思い出”初恋だったと思う。 本当に”世界を変えた”少佐に手を引かれそして・・・・”好きになった”同じ境遇で少し年上の存在・・・・・。 だから”一度だけ”真木ちゃんと”そういう”関係に陥ったことがある”そういう関係”といえるものじゃない只お互い思春期で”お互い”男女近い年齢 ”興味があって我慢できなかったから”だからこっそり二人で”した”けどその”翌日から”真木ちゃんの態度が変わってしまった。 少しずつ”背伸びして”最後は”組織のNo.2”になった。”私のために”だと思いたかった・・・・・・・・”それまでは”真木ちゃんにもそれなりに”女性関係” はあったけどでも”私のことを意識してくれた”けど”あの日”あの子が現れたその日から”本当に”見つめてくれなくなった”私のことを”そういう目で ”見つめられている”彼女の”境遇”を”可哀想”だと思った”ずっと私なんかより可哀想だから”そう決め込んで”甘やかすつもりだった”その感情を抉られた ”自分の醜い部分””可哀想”そう思うことで嫉妬心を隠そうとしていた”それを”強く強く抉られた”辛い”誰かで”捨ててしまいたい感情事”気持ちごと ”身体も・・・・全部”あの日の”記憶”はまだ残ってるお互い初めてで・・・・・”それで”真木ちゃんが”好き”本当に好き”でも”好きって言えなくて只泣き出して そのまま”傷つけてしまった”それでも”好き”気持ちはずっと表してきたでも”心の距離がどこかで出来てしまったのかもしれない”罪悪感を感じていたのだろうか でも・・・・・”私は真木ちゃんがずっと・・・・・好き・・・・だったよ・・・・”口付けたい。目の前に移るこの人が”真木ちゃんじゃなくても・・・・・ それでも”心も身体も全部預けて忘れてしまいたい・・・・・・・・” 「九具津くん・・・・」 「え・・・あ、ハイ!???紅葉さん!??????//」 サングラスを外した綺麗な顔立ちの彼女に見つめられてどうしたらいいか分からなくなった。 そもそも”彼女”の”真木さんへの気持ちは本当は気づいていた”新人のヒノミヤや”ユウギリ”を気遣うことで少しずつその気持ちを紛らわそうとしているのに 気づいてしまった・・・・それからずっと”彼女のそれが気になって仕方なかった・・・・”もし僕にそれを癒すことが出来たら・・・・・・・ 「紅葉さん・・・・・・」頬に手を寄せたくなったきっと傷ついていると思う本来なら真木さんの事も他のメンバーが回収するつもりだったけれどもそれが連絡が入り 必要がないと連絡された”理由は・・・・・”それを聞いて正直自分も辛かった・・・・”彼女と心底”真木さんは”結ばれたらしい”どうやらもう”誰も”その関係の 間には入れないようだだから”傷心したこの気持ちを”同じ”傷心者”同士”傷を慰めあえるなら・・・・”そのまま口付けてしまいたい”目の前のこの女性がとても愛しい いつもの威圧感のない只の女の子のような”紅葉さんが”妙に愛しくて妙な感覚に襲われてこの”空気のまま”彼女と・・・・・・・・・・ 「・・・・・・・・・・・・・お茶・・・・ついできてくれる・・・・・!!!!!!!!!!」 「へ?」 手を伸ばそうとした瞬間それを強く握られて反らすように睨み付けられた。 「え・・・・あ・・・・・ハイ・・・・・!!!!???」傍にはコレミツさんがいてどうしようかと退室するかどうするか気遣いに迷っていたようだが思い切りにらまれたのでドアを出る 事のした。 「・・・・・ふしゅるるるるる・・・・・・」 傍にコレミツさんが寄ってくる・・・・・ 心配そうに私を見ている。・・・・・本当は”今の私の気持ちについても”気づいているのかもしれない 前々から”気づいていたと思う”この人も”九具津さんも”彼も”彼女”には近づけない”真木ちゃんとヒノミヤがいるから”コレミツさんも”彼女の能力範囲内”でもあまり 効果がない”受信能力を失った片道だけのテレパシー”だからこそ”その感応能力”に呼応しにくいようだ 「少しだけ・・・・泣かせてもらってもいいかな・・・・・・・・?」 ぐっと涙をこらえながら微笑むように笑う紅葉。 ”辛かった”ドア越しに”そのやりとり”が聞こえてきて”あぁ・・・やっぱり僕じゃ駄目なんだ”辛かった ”少しでも”貴方の”あの人の変わりになれたら”それすら”自分自身にとっても甘えで弱さなのかもしれない”だからこそ”自分は””彼女よりずっと弱い” できれば”やさしくしてあげたかった”そうすることで”自分の傷も”癒えたかもしれない”心底”辛い”自分は”他の支えになれることもできない”人形を支えにしないと やはり自分は・・・・・・・ 「・・・っ・・・・・くぅ・・・・・・・・///」 紅葉さんの泣き声がドア越しに聞こえてくる。きっとコレミツさんの胸元までは身長差で届かないでもベッドに腰掛けたまま彼にもたれかかって泣いている姿が眼に浮かぶ・・・・辛い・・・・・・・・ 下手にお茶を持ってきて邪魔してもいけない気がする”自分はその役にはなれない”それが”何よりも辛かった”今なら”自分も誰かの支えに慣れるかもしれない”人形だけの 世界にこもっていた自分が”唯一”思った瞬間だった”綺麗な顔をしていた”涙をこらえた瞳で奥底で泣き出しそうな瞳をしながら”麗しい瞳に唇”あんなに綺麗で美貌に溢れた女性なのに ”それでも・・・・” 「”よっ!こんなとこで何してんだ?」 「・・・・っ黒巻くんっ!???」 ガムを咥えた彼女が近くに寄ってきた手には缶コーヒーを抱えている。 別質で同じく倒れて拾われた藤浦君の方の面倒を見ていたはずだが 「どーだ?紅葉姐さんの様子は?元気そうだったか?」そう言ってドアの隙間から覗き込もうとする彼女を 「い・・・・今は・・・・・!!!!!!!!!」そう言って止めようとした「あ?何だよ見られちゃ困ることでもあんのかよ?」 そう言いながら彼女は不満そうにパタンと静かにドアを閉めると何かを察したのかホイと暖かいその缶の一本を手渡した。 「・・・・・・・しばらく中には入んない方がいーぜ・・・・!つかそれ紅葉姐さんへの差し入れに多めに買っといたんだけど何なら飲み名よ。ほら元”同僚”のよしみとしてさ」 そういってニヤニヤとしながらじゃ・・・・と彼女は消えていった。 ”いいな・・・・彼女は”同僚確かに”同じバベルからの離反者同士だけれども” 「・・・・っ・・・・・ん・・・・・・///あ・・・・・・っ・・・・コレミツ・・・・・・・・・・さんっ・・・・///」 ・・・・・・!?????????”その缶に口をつけて飲んだ瞬間にそんな声が聞こえてきた”さすがに缶を吹いた。 確かに彼女の”紅葉さん”の好みは・・・・・・・・ ”しかし・・・・・・”まさか・・・・・・・気になったけど確かに今は部屋に入らないほうがいいかもしれない・・・・・・。 何だかものすごく寂しくなったというより・・・・・・・・・”憎い”まさか”コレミツ”さんにすら”奪われるなんて・・・・・・” 「・・・・・・・・・・・”この恨み・・・・・・・・・許さないよ藤浦くん・・・・・”」 誰に向ければいいのか”分からない”この気持ちを”葉くん”に向けることにした”真木さんには適わない”紅葉さんにも”選んでもらえなかったようだ・・” なら・・・・・・”僕が次に狙うターゲットは・・・・” ゾワッ・・・・・・・ 「”・・・?”」 ”なんだこの悪寒!???????”近くの階段で自分用に買ったコーヒーを飲みながら黒巻切子は謎の悪寒に襲われていた。 「”なんだ今の・・・・?”」苦笑しながらも”それにしても紅葉姐も結構大胆だなぁー・・・・・・・・・”すげぇモン見ちまったぜ。 コレミツさんと紅葉姐・・・・ねぇ・・・・・九具津さんも大変だなぁ苦笑しながら”ま。あの人はカセン派だからな”そう言って一人時間をつぶしていた 「”もう少し”葉とパティ”の間邪魔しねぇ程度に時間つぶしてやんねぇとなぁ・・・・・”」 なんだかんだでそちらの”二人”の気を使う彼女は自分に対してのソレには割りと鈍感らしいというよりかなり”自由”な性格過ぎてその辺はどうでもいいらしいが 「”何か久々にナオミの姿見たくなったなー・・・・・!あー・・・・・早く日本に帰りてぇ・・・・!!”」 そう言って背伸びをした。 「・・っ・・・ん・・・・///コレミツさん・・・・・あぁ・・・っ・・・・///!!」 ”初めて”ソレを身体に感じでずっと”我慢してきたソレ”初めて”真木ちゃん”との間に作った秘密の関係あれからずっと”アピール”してきたそれでも全く目に向けてもらえなかった その”感情”が”解き放たれるような高揚感”「・・・っ・・・・・・もっと・・・・・・///」”激しくして欲しい”ずっとあの頃の”真木ちゃん”より大きく感じるそれに 癒されるように身を任すそしてそのまま口元の包帯をするりと綺麗にはがし落としたそしてそのまま口付けて「”好き・・・”」ずっと本当は”真木ちゃん”にぶつけたかった感情を そのまま”彼”に向けてみた。その言葉に”彼”は何も言わずコクンとうなずいて優しく”身体で返してくれた””澪には秘密にしてくれないか”テレパシーでそう話しかけられた。 ”それでも”「”今だけでも・・・・・・”」そう言って”求める私に”「”今じゃなくて”今後”も・・・・・・・”寂しければ支えぐらいにはなってやりたい”」 その先にあるのはやっぱり私も”彼”にとって”子供”として”見られている面があるからだろう”それでも”子供心に好きだったずっと我慢してたその感情を”吐き出したい・・・・・・ 「”好き・・・・・・・・・・好き・・・・・・好き・・・・・・”」泣き付くように抱きしめて強く打返してくるそれに本当に安堵した。”だから”次に会った時には本当に ”本心から”彼女達を愛して祝福してあげたいと思った。”有難う”言葉にするのが恥ずかしくてその額に口付けた・・・・・・・ 「・・・・・・・・・・・紅葉・・・・・」 そして初めて気づいた「”喋れるんだ!??????????????”」コレミツさんのその秘密に初めて気づいた瞬間だった。 「・・・・?」 深夜。誰かに呼ばれたような気がして”犬神鷹夜”は窓を明けた。時刻は真っ暗な夜中。 バベルの特務エスパーの一人犬神の本家からかなり離れた分家の一つもはや”名前”だけの一般家庭。その中で”イヌワシ”空を飛べるその”姿”へと”姿”を変えることが出来る”合成能力者” 今は”ナイト・イーグル”のコードネームで高レベルエスパーとしてバベルの女子寮で生活している。 「どうしたの・・・?鷹夜ちゃん・・・?」大学に入って同室で共同生活することになったナオミちゃんが眠たそうな目をこすりながらこちらを見つめてきた 「・・・今・・・誰かに呼ばれたよう泣きがして・・・・・・・」 そう言って窓を開けて後ろを降り向む彼女を見つめながら”伊号”に呼ばれて”合衆国”に向かう途中だったあの”二人”もその様子を愛し気に見つめていた。 「彼女か・・・・」 「あぁ・・・・・・結構早くに病死してから・・・・・・もう生まれ変わったんだな・・・・・・」 初音のことも気になるけれどもそれでも”自分の婚約者・・好きだったその女性”本当に”そっくりに生まれ変わった”その少女を見つめながら犬神初はその幸せをひっそりと願った。 目には見えないかもしれない彼女の血筋はかなり薄いそれでも・・・・・・・・もう一度ドアの外から空を見つめるその額に口付けた。 「いくぞ。初・・・・!」 「あぁ・・・分かってる・・・・”本当は”今度こそ大事にしたかった・・・それでも・・・”」 ”まだ”京介の事を”忘れて転生するわけにはいかない・・・・・”だから 「”お前はお前の人生として・・・・幸せになれよ・・・・・”」 ”彼女”が今の”主任”との間に”密かに”思いを寄せているのは知っていた。だから・・・・”犬神”の方の家に居ついて生家の幸せを願う事にした。 本当は”抱きしめたい”何もしてやれないうちに俺は”死んでしまったから”元々身体の弱い子で・・・・”子孫繁栄”のためそれを生んで早くに死んだ それでも”好きだった”大事にしたかった”本当に好きだった・・・・・”だから”今度は幸せになって欲しい” 「”本当に・・・・・幸せになるよ・・・・”」今この時間かなり離れた同時刻”全ての隊員達がその場所に”召集”される”その運命に引き寄せられるように” 「あの人も来るのかな・・・・・・」なぁ・・・”そう言って”明夫にそう話しかけた「”志賀くんか・・・・”」きっと”一番辛いだろうな” 「”会ったら真っ先に抱きしめてやんねーとな・・・!あいつあんまりこっちの世界にいついたりしてねぇしさ・・・!」 そういってにっと笑う初に少し慰められた”志賀くん”にとって”最も辛いのは”俺達が心配している”京介”の事じゃなく・・・・・ ”大丈夫だよ・・・・”そんな声が聞こえた・・・・・”この声は・・・・・・・” 一度だけ見たことがある”写真の彼女”志賀くんの”元々”の”思い人”本当に”彼女に似ている・・・” 「”宇津美くんはどうだろう・・・もうあの場所に行ったんだろうか・・・」彼女の”妻”に当たる人はまだこの世に生きて今は沖縄にいる・・・ けれどもきっと 「”たぶん勤勉だから先にあっちに行ったんじゃねぇかなぁ・・・・・・・・・・!”」 先に行って済ましちまえば後はゆっくり遊べるだろうしな。あの人は”誰よりも”この世界に縁が深いから 「”あぁ・・・・・”蕾見くんももう行ってるしな・・・・・!」 「じゃぁ・・・・・・・・・”超能部隊・・・・!久々に全員終結”と行こうか・・・!」 そう言って喜ぶ初に「”隊長はそこには多分いないけどな”」宿木明夫は苦笑した。 それでも「”多分・・・あの人も来るだろうな・・・・”」「”氷雨さんか・・・”」 最後は・・・・”きっとあの人が・・・”ソレを見つめる”審判”になるんだろうな・・・・・・・。”罪を被って地獄に落ちて”それで今は・・・・・ 「”閻魔様の妻だからな。あの人も大変だな”」「”それでも・・・きっと”あの人は”・・・”」 隊長と同じ道を選ぶと思う”彼のその生命がいつまで続くか分からないが”そのために”そこに落ちるだろう彼を”転生せずに待つためにその”条件を飲んだ” それだけ見初められるほど”気質と上品さを持った大和撫子”只”隊長”を愛したばっかりに”その場所に堕ちてそこで見初められた”その世界の”最高責任者に” きっと・・・・・”最終審判を下しに見に来ると思う・・・・”この先”隊長”がどういう”道”を歩もうとも”彼女もそこに現れると思う・・・”そして・・・・・・ 「”志賀さんが来るなら・・・きっと来るだろうな”」”あの人の思い人”何年も縁を切って”彼女の幸せのため”忘れようと”疎遠した”本当の思い人 「”とにかく急ぐぞ初・・・・・・!”」”他のやつらはもう皆行ってると思うぞ”お前だけだぞこんな我侭で遅刻しようとしてんのは・・・!!! 「わ・・・我侭じゃねぇよ・・・・俺は・・・・・・・!」そう言って振り向いてもう一度ドアの閉められたその窓を見た「”じゃぁな、俺の思い人”」 今度は絶対幸せになれよ。そう言って苦笑した後”彼ら”もその場所に向かう事にした。そしてしばらく”九具津さんと黒巻切子が密かに関係を持ち始めたのはまた別の話。 ■NEXT■ |