■「真木・・。」 「は?何ですか?少佐?」 「そういえば。葉とヒノミヤの姿が見えないんだが・・・・彼らはどこにいったんだい?」 ここは”カタストロフィ号”操舵室。 先日の”モナーク”での一軒を受けて少佐が”船の針路を変える判断を決めた途中” まだ”向かう先”を日本へとは”教えてないもの”の。 進路をソコに向けて旋回していた。 「・・・っ・・・///!ヲイ・・・・っホント止めやがれ・・・・!!!!!」 ビクビクと反応するソレを舌で舐め取りながら 「本当にヤメていいのかよ?」 意地悪そうにアンディがニヤニヤと葉を舌から見上げ返す。 「てめっ・・・・っ!後で覚えてやがれよ///!????」 ビクビクとその感覚に反応しおかしな気分になりながらも葉は自分の足の間。ベッドの下に腰を落として自分のソレを舐め上げるアンディに悔しそうに声を上げる。 しかしその声も気持ちとは裏腹に高ぶるソレと荒づく息遣いによってあまり強く声に発せ無い。 尚更”振動派”の能力使いとしてびくつく自分のその反応とわざと音を立ててぴちゃぴちゃと塗れたソレを舐めまわす相手の息遣いや音が聞こえて気持ちが悪い。 実際”男”自体に”こう”されるのは”初めて”だ。 しばらく前に”同じ気持ち”で腹いせを”真木さん”に向けてみた。 その時の”彼”は”全くソレ”とは別に”だったらお前が納得するまでお前の好きにすればいい”とそれに付き合って体を明け渡してきた。 正直”ソレ”にもムカついた。 慣れた反応で”声を上げて”俺に従う真木さんのソレは確かに”誰か”に慣らされた”様子”が見られた。 不意に”本来”ノーマルだったら”聞こえないであろう”かすかな声で”イく瞬間に”「少佐・・・・っ!」 そう言って最後までイかせてくれたのが正直更にムカついた。 ”結局皆ジジィのモンかよ” 実際ソレは”ムカツク”ようで”羨ましく”も感じていたその感情。 ”ジジィ”には”真木さんがいれば十分なんだ・・・・”羨ましく思いながらも”真木さんには敵わない” 自分が”負け”を認めた部分には”仕方なさ”を感じていた。 それでも”最近”現れた”新人”が”自分以上”に”少佐”や”真木さん”に構われてるのが正直ムカついて仕方なかった。 何で真木さん”こんな奴に”簡単にスーツとか貸したりするんだよ。 ”普段”は俺が悪戯にべたべた触ろうとすれば”ヤメロ”と怒って触らせてもくれねぇくせに 何で”ジジィ”もあの人も”コイツ”ばっかり。 ”ムカついて”仕方なかった、だから”少し遊んでやろう”とちょっと”悪戯”に組み敷いて反応を楽しんでみるつもりだった。 簡単に”ソレ”をしたら”ジジィ”と同じくらい。いやそれ以上に”好きかも”しれないと思っている”あの人”との”行為”が安くなっちまうようでこんな簡単に目の前の”新人”とソレをするつもりなんか”無かった”はずなのに、今は”逆”に俺が”目の前”のコイツにそうされている。 その上で”反応”しちまう自分はどうすりゃいいんだよ。 ”激しく感じる”高揚感と”戸惑い”を隠せない中でつい言葉に出てしまったその言葉。 「くそ・・・・っこんなの!全部ジジィのせいだ・・・・///っ!」 そういって無理やり葉は体に力をこみ上げさせるとそうアンディに怒鳴りつけた。 「へぇ・・・じゃぁ。お前”兵部”に相手にされなくて”俺”にこんな事しようとしに来たのかよ?」 ふぅん・・・ アンディが楽しそうにソレを返した。 「だからこんなに”興奮”してるのか。・・・・そうか。あの”兵部にねぇ・・・・”」 「テメェ・・・!」 苛立って反応しようとした瞬間アンディが再び起き上がり葉をベッドに組み敷いた。 「本当はあの”兵部京介”に”こうされたかった”ってわけか・・・」 強い力でねじ伏せられて腕に力が篭らない。 思い切り声を上げて”能力”でねじ伏せることもできた。 けれども”こんな状態”少佐と”あの人”に見られたら・・・・。 むき出しの”下半身”は先ほどまでのアンディの愛撫で足に力が入らない。 「・・・っ!くっそ・・・・だったら”好きにすりゃぁいいじゃねぇかよ!?”」 なんとなく。”あの時”の”真木”さんの”気持ち”が分かったような気がする。 そうか。”真木さん”もこんな気持ちで”俺”をそんな風に見てたんだ。 ”ズキン・・・” なんだか少し”胸”が痛んだ。 ”誤解”されたのかもしれない。 確かにあのときの”俺”はムカついてソレを”真木”さんにぶつけてしまった。 けれども俺は”憧れて”たんだ。 ”少佐”と”真木さん”の関係に。 正直”男同士”だと思いつつも”誰より”似合いのカップルだと内心そう思ってた。 実際”夜”の”営み”の声が時折船の部屋から漏れてくるのを耳に聞いたことがあった。 ソレは”昔ほど”強く聞こえた程の”声”じゃないけれど。 今の”この船”自体はそれなりに”部屋ごと”に防音対策はしているからある程度の”プライバシー”は各々の部屋毎に守られている。 尚更”こんな能力”の俺以外にもバカなクレヤボヤンスなんかが女性陣の部屋なんかを覗いたりしないように構造上そうするのは当たり前のことだった。 けれども”子供”の頃はそんな声を良く聞いた。 ”紅葉姉”は実際気づいてなかったみたいだけど。俺が”ソレ”に気づくような大人になってからは”少佐”も”真木”さんも時折”仕事”と偽って”行為”に及ぶ日もあった。 なんとなく”仕事”と言って外に出た後でも”そういう行為”が行われただろう事は”帰ってきた二人の様子”を見てればなんとなく理解できた。 ”紅葉”姉もそれを少なからず察知したのか”前”までは幼心に”真木さん”にべったりだったのに”いつしか”それから”さり気なく”距離をとるようになった気がした。 実際少佐が捕まって・・・・・マッスルが幼いながらに俺たちの面倒を見始めてから。少しだけ、ソレが変わったときもあった。 その時は”少佐”の代わりを”マッスル”が補っていたんだろう。 ”ムカツク・・・・” 俺には”その役”はさせてくれないんだ。 ”じじぃ”の事も嫌いじゃないけどなんだかんだで”一番”に”俺たち”のことを守ってくれる”真木”さんが本当は”好き”だったんだと思う。 多分”真木さん”は”ジジィ”の体をいたわって。だから”受け取る側”を自ら選んだような。そんな気がしてならないけれど。俺だって本当は”ジジィ”にも”少佐”にも”ソレを望んでいたのかもしれない” それが・・・・なんで俺の”ソレ”を・・・・ ”新人”の”こんな奴なんかに・・・・・” ”悔しい・・・・” 「畜生・・・・っ・・・!」 悔しくて何故か涙がこぼれてしまった。 「・・・っ!オイ・・・お前何急に泣いてんだよ・・・・!」 そういってアンディが気を緩めた瞬間に。「うるせぇ・・・・!」 そういって俺はソイツを思いっきり蹴飛ばした。 そしてまだ着ていた上半身の服の袖で涙を拭くと、迷っていたその決心を口に出して心に決めた。 「俺に”こういう事”するんだったらぜってぇちゃんとイかせろよ!じゃねぇとぜってぇお前を殺す」 そう言って袖越しに涙を拭いた目で目の前のヒノミヤを睨み付けた。 「は・・・面白いね。・・・だったら俺も本気で相手してやろうじゃん・・。」 口元を緩ませてヒノミヤを俺を睨み返しながら着ていた赤い上着を脱いだ。 改めて見るとこいつ本当に”いい体”してやがるな。 むき出しの肉付いた腕にそこから見える締まった腹筋。 実際”真木”さんや他の奴らより。俺なんかよりよっぽど肉付いてやがると思う。 ソレに組み敷かれて好きにされるのも”悪くは無いかもしれない” ”へっ気持ち悪ぃな・・・・” そう思いながらも体が”続き”を求めているのを抑えきれずにいられなかった ■NEXT■ |