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■バレンタインと真木紅葉A(真木紅葉からの兵真寄りです)■
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■「とりあえず”少佐”はどこかに出かけていないみたいね。」
汚れた”下着”を"手に持ちながら紅葉は真木を先頭にリビングへと足を向けた。
そのままテレポートしても良かったのだがまだ”微調整”の効かないその力を同時に使い分ける事はまだ”幼い”彼女には上手くできる状態では無かったようだ。
今は”新しく履き替えた”下着に血が付かないようにソレを抑えるので精一杯。
実はこの時”少佐”はテレパス”気配”を察知して”可愛い”二人の子供達が自分達で”行動”に出るのを手助けしてやろうかとあえて”葉”を連れて先にでかけていたのだ。
二人は”その事実”を知らずまずは”洗面所”へと向かおうと足を向けることにしたのだ。
「とりあえずこの汚れた下着をどうにかしなきゃ」
「オイ、あんまり”汚れ””汚れ”言うなよ。・・・それだってお前の”血”なわけだろ?」
それすら”付いてなきゃ”割と”可愛い柄のパン・・・”
「真木ちゃんは黙ってなさい。」
真木は紅葉に殴られた。
まだ”自制”の聞かない”少年”な頃の真木には今もさほど”デリカシー”が無いといえば無いが今程落ち着いた”対応”も”大人びた”様子も無く只の少し”年上”の少年。逆に紅葉にとっては”兄”として”意識”するよりも”異性”いい意味で”年上の男の子”として”意識”する程度の存在だった。
只”年上の上に男ってどうしてこうバカなんだろう”時々そう思う部分があったが時が立つほどに”真木”もそれを感じてきたのかそれとも”少佐”に”子供扱い”されるのが嫌だったのかどんどんこれから”大人びて”成長していくわけなのだが”それも”紅葉や”葉”の”個性”を伸ばす上で必要な事だと本人が”認識”してあえて”その道”を”選んだ部分”もあるのであるが。
”何より”不安定で支えがないと壊れてしまいそうな”少佐”を早く自分から”支えになってやりたい”と思う部分が存在していたのも”過言”ではないだろう。
だがそれもまだ”先”の話。
今はとりあえず”目の前の”事態の”収拾”を図る事に”二人とも精一杯”の様子だった。

「とりあえず。”葉”もいないようでよかったわ・・」
そう言ってほっとする紅葉に「あぁ。確かにな」真木も少し嫌そうに何かを思い浮かべた。
明らかに”今の状態”は二人とも何かがおかしいと思う。
まだ”住み慣れた”とはいえないこの新しい”部屋”でお互い他の”同居人”を意識しながら”気づかれないよう”に”事を収めなきゃならない。”
ある意味”子供”の二人にとっては何かのミッションの様で”ドキドキ”とするものもあるが”実内容が実内容”なだけに”あまり喜べたものじゃない”
それでも何故か自分の手を握って不安そうにしているのか無意識に”頼ってくる”紅葉が少し可愛いと真木もまた違う意味でドキドキはしていたが
”流石に自分の”妹”だぞ!?????”
自身にそう突っ込みを入れながら”紅葉”が”感応系”じゃなくて良かったと今は心底安心した。

「本当に”少佐も葉”もいなくて良かったな・・・」
確実に”遠目”に見ても”今の二人の状態は何かがおかしいと思う。
血の付いた”自分のパンツ”を隠しもせず持って手を繋ぐ”少女”とそれを守るように周りを警戒する”少年”
ある程度は”紅葉”が能力で抑えているのか”血の臭い”はさほど感じないが本来なら今も”生々しい鮮血”が彼女から流れていてもおかしくない状態でとりあえず今は”血の付いた”ソレの処理をしなくてはならない。

”少佐”がいたら確実に”二人してからかわれていたところであろう”むしろ紅葉にいたっては"子供ながらに女である以上”恥辱心にかられるだろうことは目に見えていた。それなら”からかわれるのであれば”自分だけでいい。あえて”その時”の事を考えて真木は自分が”盾”になる時のことも考えて”紅葉”に強力するつもりでいたが。”葉”もいなくて”安心した”いたら”興味本位”で”何してるの?”とうるさく付いてきただろう。下手にあしらえば泣いて大声を上げた上、制御の効かないその能力で更に騒ぎを大きくされるだろう。それこそ”少佐”の”笑いもの”にされてしまう。
”自分だけなら"今この状況で”そうなる”事は構わないが流石に”紅葉”までそうなってしまったら”一生”心に傷を残す事になるだろう。
尚更まだ”家族”として”不慣れ”な”環境”お互い”詳しく”互いの事を知らない仲だ。それでも”尚更”この先”お互い”長い付き合いの中上手くやっていくのであれば”今”は彼女を”女として守ってやる事”が今の自分の”務め”だと思う。
「有難う。真木ちゃん。・・・・・”少佐”がいないようなら後はここから先は自分でいくわ。」

”但しその代わり真木ちゃんには一つお願いがあるの。”
「え?」

それは流石に”真木”ですら”予期せぬ”事態というか”発言”であった。
「流石に”自分の下着になんか真木ちゃんに触れてもらいたくないし”だからってこのままじゃずっと”能力”使い続けてこっちも辛いし・・・」
だから”ね?お願い、真木ちゃん
”薬局で・・・アレ買ってきて?”

「・・・・・・・・・・・そういわれても・・・・」
時間はまだ朝の7時。本来なら”少佐”達と朝食を食べ出かける準備をする時間。流石にこんな早くから”薬局”は開いてないだろう。
しかも”紅葉の言うアレは・・・・・”その・・・・・・。

「じゃぁコンビにでもいいわ!できたら一緒にショーツもお願い!”お気に入り”がこれ以上汚れちゃったら嫌だし!」
流石に”真木ちゃんのお金で買って”とは言わないから”私のお財布使っていいから”子供用の”アレ”買ってきて!!!!!

「え?」
その言葉に"真木は耳を疑った”

「・・・・・・・次はそのうち”妊娠検査薬でも買ってきて”とか言われそうで怖いな・・・・・・・。」
「え?」
幼い日の”その日”の出来事を”思い出しながら”ボソっと吐いた真木の言葉に隣の紅葉が反応した。

「何か言った?真木ちゃん?」
「・・・・・いや。なんでもない・・・・」
流石に”薬局”も”コンビニ”ももう”大人”になった以上”行きなれた”といえば”行きなれた”のだが流石に未だに”避妊器具”やその他”関連物”を買うのは少々気が引けて恥ずかしいと思いながらもそんな物”女”の”紅葉”に買わせるわけにはいかないが・・”多少”感覚のずれた紅葉はコチラが”用意”していても”自分から”買って持ってくる場合もあるが流石に”興味本位”でAVを借りてきた日には引いた。しかも”自分名義”で。

「アレを後々返しにいったのも俺だったな・・・・」
はぁ・・・・ため息をつきながら真木は色々思い出していた。

「あ、ねぇ!真木ちゃんこんなのどう?”バレンタイン”チョコ以外にも”パンツ”とか送るんだって!」

「・・・・・・誰に送る気だ。」
派手な柄のしかも”ピンク”のハートとフリルの付いた”ソレ”を手にして笑う紅葉に真木はまたため息をついた。

「誰って決まっているじゃない?あ。女性用と”おそろい”もできるんだって?」
”どう。これ着けてみる気は無い?”
嬉しそうに笑う”紅葉”に真木は本気でこの場から逃げ出したいとそう思った。
”紅葉の言動”に反応して”他のバレンタインコーナー”に訪れた女性客がコチラを見ている。
しかも一部の女性客はこちらを見た後すぐさま目を逸らして消えていった。

「・・・・はぁ・・・・」
何でまたこんな日に”買い物”に付き合わなければならないんだ。
”今日”でなければこれほどにまで”他の客”から”目立つ”真似もないだろう。
只でさえ”女性客”が多い中”女性向け”のコーナーに”俺”のような男が一人・・・・・。

「はぁ・・・・・」
”つりあわない”とは”思っていない”只やはり”付き合って”いながらもやはり”紅葉”には”妹”として”幸せな人生を歩んでもらいたい。
尚更"今の自分”は”少佐と共に行くほうを選んだ”ソレを”心に決めた以上”いつまでもこんな不安定で”脆い”関係を紅葉といつまでも続けるわけにはいかない。

いつの日か”守るべき”対象が”愛しくて”たまらなくて”兄妹”という垣根を越えて”そういう関係”になっていた。
”前”はソレが”当たり前”だと”思っていた”。
”けれども”政界情勢が悪化して”パンドラ”自体も”組織力”を拡大した。その中で尚更”ブラックファントム”という脅威や”バベル”との関係も考えなきゃ行けない中で”仕事”と”プライド”と”少佐”の”管理”とそれから”紅葉"の事までは”手が回らない”だろう。
”どちらか”を選ぶのであれば”俺"はきっと”前者”を選ぶ。
そのために”俺”は”少佐”に育てられて何よりも”今”のこの”幸せ”を与えてくれた”あの方”にそれをお返ししたいのだから。

「・・あのな。・・・・・紅葉。その・・・・」
別に”別れ話”がしたいわけじゃない。”只”いつか”紅葉”自身の”目”が”俺から”離れて"本当に傍に付きたい”相手を選んだその日には”ちゃんと”兄として”祝福してやろう”とはそう思っている。
只”それでも”今は”紅葉自身”がその手を俺に向けてくれるなら”もう少し今の環境に甘えているのも悪くないと思わないことも無い”
あの頃より俺もずっと”大人”に育って。まだ”葉”も”大人”とは言い切れない部分があるがずっと”大人”に育ってきた。
紅葉もまた”幼かった”あの頃の”面影”を見せながらも”ソレ”を塗り替えるかのようにどんどん育って”魅力的に”なってきた。
それがまだ”自分”を求めてくれるなら”それ”に甘えても悪くは無いと思う。
しかし

「紅葉・・・・とりあえずあの・・・・俺は・・・その・・・・」
”売り場を離れて外で待っていてもいいか?”
流石にこの場でずっと紅葉に付き添うのは”恥ずかしい”を通り越してもう逃げ出したいと思う。
しかし
「嫌よ!真木ちゃん只でさえ今日は”バレンタイン”なんだから目を離した隙に誰かに真木ちゃんを奪われちゃったら嫌じゃない?」
”いや・・・”
「そんな事は無いだろう・・・」

俺はちゃんと「お前のことを見ているぞ?」

・・・・ブワッ!!!!!

キュン!!!

「え?」
気が付けば自分はビルの屋上にいた。
目の前には自分に抱きつく紅葉の姿。
「有難う!真木ちゃん・・・・!”その言葉がずっと聞きたかったんだ!”」
そういっていきなり紅葉に口付けられた。

「ん・・・・・っ・・・・紅葉・・・・・///!????????」
突然の事に真木は戸惑いを隠せないまま抱き返す事もできず驚く事しかできなかった。
「最近ずっと真木ちゃん”少佐少佐”って少佐のことばっかりだったじゃない!」
只でさえ”仕事”自体も忙しくなって”ユーリちゃんの警備”やその他の仕事”バベル”側の方にまで目を通して時々あの”蕾見管理官”にも赤くなったりしてるじゃない・・!
「な・・・!????ソレは・・・・!????」
”私ずっと妬いてたんだからね!!!!いつもいつも真木ちゃんユーリちゃんやチルドレンや他の女の子ばっかり見て・・・!”
しかもアタシが”バベル”の男性陣やナイやハンゾーと一緒にいても全然無反応だったじゃない

「いや・・・お前あのときは・・・・・!」
「そりゃあたしだってあの局長は好きよ!だって”パパ”の”面影”は”少佐”には全然無いんだもん!」
むしろ”私”が”大人になって”今の私よりずっと幼い頃からの”青年”のまま”変わらない”少佐が逆に”子供”見たいに見えるんだもん
だから”パパの面影”を追ってる気持ちは捨てれないわ。
「確かに真木ちゃんの事も好き”そういう目”で追ってた時代も昔はあったわ」
一緒に暮らして一緒に育っていく以上”真木ちゃんのお嫁さんになりたい”只でさえ関わる相手が少ない中で”少佐”も”葉”も論外だったんだもん
「あの頃は”それが当たり前なんだ”ってそう思っていたわ。」
でも・・・・
「今はやっぱり”真木ちゃん”が一人の”男”として”好きなの・・・・!」

”・・・っ!?”
「しかし紅葉!??俺は・・・・・!!!!」
”ん!???”
それ以上の”言葉の続き”を塞ぐように紅葉の指が俺の唇を無理やり抑えて言葉を防いだ
「分かってるわ。真木ちゃんの”気持ち”。」
今の”真木ちゃん”は今の”私達”じゃなくて”目線の先”には”この先の私達”がいつもいる。
だからこそ”今のこの関係”を目に入れてくれないのは分かってるわ。
「それでも”幼心に好きだった”感情はまだ捨てれないの」
”真木ちゃんがやっぱり好き”
「”私はまだ。今の”私”のままでいさせて?”」
そういってもう一度ゆっくり口付ける紅葉を今度はしっかりと抱きとめた。



「あ、うーす!真木さん遅かったっすね!」
夕方。”カタストロフィ号”に戻ると”中身”はチョコであろう紙袋を沢山携えた葉が出迎えにやってきた。
「と!見てくださいよ今年も”大量”俺も結構モテるっしょ?」
なんて嬉しそうにそれを”見せびらかす”葉の頭を
「あぁそうだな」とぐりぐり無理やり撫でおろすと俺はそのまま”部屋”へと向かおうとした。
「て・・・待ってくださいよ!”真木さん!”・・・冗談っすよ!冗談!コレ”半分”は真木さん宛てのチョコっすから!」
葉を通り越して部屋へ向かおうとする俺の後ろから葉が持ってた紙袋の一部を渡そうと追いかけてきた。

「あぁ・・・・・」
”いらない”正直。”今は受け取るつもりはない”
しかし”組織”の”安定”の都合上”ソレ”を受け取るのも”俺”の義務だが

「あ。何スカ?その紙袋?もしかして”本命”からのチョコっすか?」
目ざとくも用は俺が手に持っていた小さなソレを見つけた上で白々しくも聞いてきた
「本命って・・・・”お前”」
振り向いた”葉”はやはり他の紙袋の中に同じデザインのソレを持っていた。

「ソレ。”紅葉姉”からっすよね?先日”澪”たちと手作りしてた奴っしょ?」
更に葉は”目ざとく”も中身の”内容”を知っていたようだ。
ソレもそのはず”先日”男子禁制と書かれた”キッチン”に忍び込んで女性陣に締め上げられていたのを事実目の当たりにして目撃した。
しかし”中身”は”ソレ”とは違う。”ソレ”も中には入っているが・・・・・。

「”本命”か・・・・」
中には一緒に”紅葉が別に用意していたチョコ”と”酒”が入っていた。
”ハイ。寂しい夜はコレでも飲んで咽と体を潤してね”
そういってあの屋上で”行為”の後どこから”持ち出した”のか分からない”紙袋”をテレポートで手元に寄せて”あの頃と変わらぬ”笑顔で渡された”ソレ”
この”紙袋の中身”には”あの頃”の紅葉と”変わらない”思いがその中に詰まってる。


「有難う!真木ちゃん」
誰もいない部屋の中で必死に”少佐”が来る前にと手もみの”手洗い”でソレを必死に”洗濯”していた紅葉に恥ずかしながらもコンビニで買ってきたソレを渡した時の笑顔。あの頃と変わらない”純粋”で無垢な”笑顔”を向けられて”戸惑っていた”俺は・・・・”もうとうに汚れてしまっている”葉や紅葉や他の仲間たちよりもずっと”影で汚い仕事も沢山した””それもお前や少佐を守るために”少佐だけに”辛い思いを”させないために
そのために”その半分”を自分から”受け持つ”事にした。それでも”俺の身”一つじゃ”少佐”の全ては”支えきれない”
「葉・・・・お前もいつか・・・・」

いや・・・・・
”望んでそれをしろとはお前達には言いたくない”
ずっとずっと”幼い頃から”守り続けて育ててきた”この環境”を幸せな”お前達”を俺が壊したくはない。
”愛してる・・・”
「は?真木さん大丈夫っすか!????何スカ今の気持ち悪いっすよ!?」
体全体で引くように葉に後ずさりされてしまった。
どうやら言葉にするつもりの無かったソレが小さな声で漏れてしまい”葉”に伝わってしまったようだ。

今はもう”紅葉”や”葉”だけじゃないこの”パンドラ全体”が”家族”として”少佐”が愛した”家族”として俺の”守るべき存在”でもある。
同じ”家族”の”輪”の中じゃ”守れない”だから俺もソレから”外れて”少佐と同じ道を選んだ。
しかし”少佐の目”には”俺も”やはりあの頃の”子供”時代の俺と”変わらない”司郎がその”目”に存在する

「複雑な気持ちだな」俺も”少佐と同じく同じ視線で”お前達を”守ってやりたいと思っているのにな”
そのためには"お前達”とは”一線を引いて”尚更”更に”少佐に”同じ立ち居地の”存在”として”認めてもらわなければならない”
”孤独”な”世界”だと思う。”支え”にはなれても”同じ場所”にはいられない
俺は”俺”として”独立”した上で”コイツらを守らなきゃいけない”それ自身が”少佐の負担を少なくする事に繋がるならソレはそれで構わない”
しかしそれは”少佐”自身をも”孤独”にして”また”俺が”手の届かない場所”に少佐自身を行かせてしまうことになる。
本当は”ずっと少佐の傍にいたい”けれども”こいつらを守る事も俺の仕事だ”そのどちらを”選ぶ事も”俺にはできない。
”大人”になったようで”なれない”中途半端な”子供”のようなそんな”複雑な”感情を抱きながら俺は”葉”から”ソレ”を受け取った。

「感謝する」
しかし”少佐”の事が”頭から離れない以上”葉や紅葉と同じ場所にいる事も少佐にとって俺も”家族で子供時代の俺が中にいる以上”俺はそこから抜け出して”大人になりきる事も出来ない”そんな中でソレを忘れて甘えさせてくれる”紅葉”は愛しいと思う。しかし”兄”として”紅葉”にも”葉”にも他の仲間たちにも幸せにはなってもらいたい。もしそれで”少佐”が一人”孤独”な人生を歩むというなら俺はそれについていこうと思う。そのために俺は”コイツらの幸せ”のためにずっと”兄”として”守り続けた上”でそれを”見届けて”幸せにしてやらなきゃいけない。だからいつまでも”紅葉に甘えて”今の環境を”続けるわけにはいかないと”思っていながらも
まだ”幼心を”俺に見せる紅葉は愛しいと思う。

その晩。”紅葉”に貰った”チョコ”と”酒”に”口”をつけて”楽しかった”あの頃の”思い出”に想いを寄せた。
”お前達は絶対俺が守るから・・・・”それが俺の中での”愛”してる。”そういう感情だと思う”それ以上に”少佐自体が存在として”大きな存在になってしまった””
「少しだけ”女のお前”が羨ましいな」
”紅葉・・・・”
”行為の最中の高揚感と色気の漂う彼女のそれを思い出しながら”少し”気持ち悪く”思いながらも
もし自分も”女だったら”少しだけ考えてしまった。
”同性”でありながら”女性より”よっぽど脆いかもしれない”少佐”を支える”自身”になりたいと思いつつ
”正直に想いを抱ける”それが”少し”羨ましいと”思ってしまった・・・。”
「クイーン・・・・か。」
もし”俺”がその”存在”になれたとしたら”少佐を支えきれただろうか”
「少し・・・・・”甘美”な”酒”に酔ったかな・・」
そう言いながら真木はそのまま床に伏せた。周りには他の”メンバー”から渡されたであろう”チョコ”の包みが大量に並んでいた
”来月はこれをまた返さなきゃいけないのか”
毎年の事ながら”面倒だな”と思いつつまた更に子供時代の”ソレ”を思い出して少し笑った。
あの頃は”紅葉”が用意した”ソレ”を嬉しく思いながら”同じもの”を受け取る”少佐”や”葉”に軽く嫉妬しながらも。
いつしか”自分だけ”が”特別”の”ソレ”を貰うようになり・・・・・

”愛しくて溜まらない”
思い出しては”感じてしまう”その感情が”いつまで続くのか”と不安定なソレに”不安”を抱きながらも”真木”はそのまま眠りに付いた。

2月15日それはもう14日を当に過ぎた深夜の夜の出来事だった。

■END■
※本命が”兵真”なので”少し”兵真寄り”真木紅葉”少佐の”傍”にいたいけれどもそれも敵わず”パンドラ全体”を守るためにはいつまでも”家族”の”一員”の中じゃいられない真木の葛藤落ち(苦笑^^いちゃついてるようですれ違っててスミマセン^^苦笑^^汗(本当はアンディも掛けたかったんですけれどもアンディが入ったのはバレンタインより後のような気がしたので”ブラックファントム”を入れましたがアンディもかけたかったです^^(苦笑^^;真木の誕生日・・・よりもアンディ参入は後ですかね^^真木誕もいつか”書きたい”と思いつつここまで読んでくださり有難う御座いました^^”ご期待”の真木紅葉に添えなかったらスミマセン^^苦笑^^一応真木紅葉です^^シスコンかは謎ですが一応幼少かけました。
本来ならこの後どぎまぎしながら少佐達を待ち続けた二人のところに少佐が戻ってきて何故か”赤飯”を職二時出され”恥ずかしがる紅葉”と”少佐!”といきなり怒り出す真木。それから”ねぇ何どうしたの〜?”みたいなあっけらかんとしたほのぼのとした家族ネタが入ると思うのですがそれもあったほうがよかったでしょうか?(入れるなら多分別の話として”その後”の”ギャグ”を書くべきですよね。とりあえずここまで読んでくださり有難う御座いました。”最後まで”読んでくださった皆様に感謝です^^;

■リクエストにそぐわない内容になってしまいませんが”注文主様”に捧げます2013/02/14(真木紅葉^^;)■

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