■華桜戦記小説倉庫@■
■バレンタインと真木紅葉@(真木紅葉)■
■以前”過去サイト”にて”真木紅葉で真木のシスコン物語希望”とリクエスト頂いたようなので■
※期待に”沿える”かは分かりませんが”真木紅葉”でバレンタインです(苦笑^^)幼少捏造注意苦笑※


■”あの日、家族を失ってそれから出来た新しい”家族。
あの頃の私はまだ”その変化”にも目覚めたばかりの”自分の能力”にも上手く慣れずに溶け込めずずっとずっと戸惑っていた。
そんな日の出来事だった・

「あ・・・・・」
真っ赤に染まる自分の下着。
そろそろ”その時期”が”来るであろう”事は分かっていた。
しかしここ暫く、能力に目覚めてから暫く”ソレ”は不慣れな自分の体に”合わせた”かのように
落ち着かない”自分の体”を示すかのごとく暫く”来なかったはずの”現象。
そう。”生理”現象。

新しい”国”この”日本”という”知らない”異国で”出会った”ばかりの慣れない”少年”と
”新しい弟だ”と”世話を任されたその少年”それからもう一人”少佐”と名乗る”年齢”にそぐわない綺麗な顔の”青年”
と言うべきなのだろうか”等”に自分の”本来”の両親をも越えた年齢の”その男”と”生活を始めて早数ヶ月”
来てしまった。ずっと”不安”を感じていたソレが。

”生理”・・・・周りの”男性陣”には無いであろうその”減少”に”紅葉”はどうしたらいいか戸惑っていた。
「どうしよう・・・・」とりあえず”汚れた下着”を整理して・・・それから
"周りに他の付着物が無いか調べる。”布団にベッドにシーツにそれから・・
こういう”時”に目覚めたばかりの”力”は便利だ。”目”を瞑っただけで”普段”と違う違和感を”直感的に”感じる事ができる。

その中で”香る”血の”臭い”自分から発せられた”ソレ”とは分かっていながらも紅葉はつい涙をこぼしてしまった
"パパ・・・・ママ・・・・・・!”
思い出してしまったのだ。”失ったはず”の”ソレ”を。
”新しい家族”ソレが”今の自分”に”存在”していても”ソレ”と同じものは”無い”普段なら”ママ”に相談していたであろう”ソレ”をこれからは”全部”一人でしなきゃならないのだ。
「どうしよう・・・」とりあえず汚れた衣類は洗わなきゃ。
うろたえながらも”ソレ”を脱ぎ捨て”新しい”衣類を着用しようと思うが”今”の紅葉に必要な”ソレ”は今手元になかった
「あ・・・・・」
どうしよう。”この部屋には”アレがない。

そう”整理用具”つまり衣類を汚さないための”アレ”だ。

どうしよう・・・・今から買い物に”でも"下手に”部屋”を抜け出しても”不自然”に思われるかもしれない。
尚更”少佐”が”近くに"居る以上”部屋”を抜け出したらきっとバレる。下手すると”今”のこの"不安定”なきもちさえ”バレ”てしまっているかもしれない。
”恥ずかしい・・・”どうしよう。"少佐”にさり気なくわけを話して”外”に”買い物”に出るべきか。
一時の”ソレ”を買う程度のお金であれば"お小遣い”として前に”少佐”に頂いた分で事足りる。
たった”少し”の時間であれば目覚めたばかりのもう一つの”能力”で少しは”出血”を抑えられるだろう。
只”他”の少年達に”変な目”で見られた場合はどうしたらいいんだろう。

とりあえず”能力”出血を抑えた後”汚れた衣類”を床を汚さないように空気中に浮かべておく、それから”新しい下着”を取り出して・・・・
”そう考えながら”いろんなことに頭をめぐらしているうちに”どたどた”と大きな足音が部屋に近づいてくるのが分かった。

「オイ!紅葉!いつまで寝てる気だ・・・!!!!!!!!!」
今日は少佐が”日本見物”に連れてってくれるって葉もお前も楽しみにしてたじゃないか・・・・・!
そういって勢い良くドアを開けたのは”兄”にあたる”真木司郎”それが”一瞬”考える瞬間を失ったその瞬間にドアを開いて現れたのだ。
「ちょ・・・・真木ちゃ・・・・嫌っ!」
履きかけの”下着”こともあろうに後姿で”ソレ”をはこうとしていた瞬間を”真木”に見られてしまったのだ。
「オイ・・・・紅葉・・・・どうした!その・・・・・・血・・・・・・!」
どうやら真木の”目”に最初に止まったのはむき出しの自分の下半身の方ではなく”血の付いた下着”・・・の方であったようだが
「あ・・・・・」どうやらその後。固まっていた紅葉の”着替え姿”の方へと目を向けてしまったようで不意にも”少年”の彼は衝動的に”鼻から血がたれてしまった”のだ。

「イヤアアアア!!!!!!!!!!!!真木ちゃんのエッチイイイイイイ!!!!!!!!」

ドカン!!!!!!!!!
目覚めたばかりの”PK能力”の発動で”真木”は”ドアの奥の”壁”へと突き飛ばされた。
「ぐはっ」
「あ・・・・」
流石に”衝動的”に”制御力”を失って思いっきりやってしまったため物凄い”衝撃”を受けたようだ。
壁にのめりこむほどにまで強い一撃を浴びせてしまい戸惑う紅葉
「あ・・・・いや・・・・気にするな・・・・というか・・・その・・・////」

目覚めは真木は少し辛そうにしながらも打った頭を抑えながら”赤面しつつ”も”どこか病気にでもなったのか!????”
と。本気で心配の目を向けてきた。

「血を流すほどの病気なら少佐に・・・・!!!!」

「ちょ・・・・!!!!!!ソレはヤメテ・・・!ていうか”少佐”が着ちゃったらどうするの!??????」
何よりソレが恥ずかしい”見た目は青年の姿とはいえ””唯一の大人である彼に”何もかも見透かされたような目でソレを"知られる”のは”尚更恥ずかしい”
きっと”少佐”は生理現象として”このくらいのこと”は知っているであろう。
ならば”尚更”大人の”見透かしたような目”で他慣れた様子で”からかわれる”のはとてもシャクだ。恥ずかしい

「絶対”少佐だけは呼ばないで・・・!”」少佐を呼びに行こうとした真木の”袖”を掴みながら紅葉は恥ずかしげにそう言った
「真木ちゃんだってその・・・”生理”・・・・・くらいは・・・・知ってるでしょ?」
「は・・・・?」

”え?”と、驚きの”表情”を見せた”真木”だったが次の瞬間"言葉の意図を察したようで”恥ずかしげに目線を伏せた。
「あぁ・・・そういうことか・・・・・」
どうやら”彼”もそれについての”知識”は多少はあるようだ。
「・・・・・母さんが”昔”ソレで困ってたからな・・・。」
話を聞くにはどうやら”真木”は母子家庭の育ちで母親は”裕福”でもない中で"彼”を育てるため”娼婦”として”花売り”の仕事をしていたらしい。
彼も”彼”でそんな”家庭環境”で”自分の親”が”誰”かも知らず”実の母親”だけを”大事”に”いつか”絶対”幸せにしてやろう”と誓って”育ってきたようだ”
しかし”今”は”ソレ”も失い”行き場”を失ったその場所で”少佐”に拾われ”今”ココに”存在”している。
だからこそ"中"でも”女性”である私に対して”その感情”を”母親”の変わりに”求めている”部分があるのは否めなかった・・・。

「それじゃぁ・・・・その・・・・。"下着”」
”とりあえず”血の付いた下着は水で洗う事くらいは知ってるよな?”
「え?」
真木にいきなりそういわれて。紅葉はハット驚いた。
そういえばそういう”処理”は自分ではしたことない。
普通に”洗濯機”に突っ込んで”他”が知らぬ間に”誤魔化そうと"思っていたのだが
「真木ちゃんなんでそんな事知ってるの?」
背は”自分より”少し高いもののまだ10歳を少し越えたか越えないか程度の真木に紅葉は嫌そうに目を向けた。

「・・・っ!??何故って・・・!???」
言葉の"意図”を察した真木は恥ずかしそうに目をそらした
「そ・・・そういう意味じゃねぇよ!ま・・前に少佐が俺が怪我した時に血はお湯に着けると固まっちまうから水で洗うもんだって」
包帯とか服とか適当に洗ってごまかそうとしたのを見つかって”処理”されたんだよ!!!!
恥ずかしそうに真木がそう言った。
「それから・・・」
そして”真木”は尚更赤くなった。
「そういう”生理現象”はその・・・・・”女”だけじゃないから・・・・・///」
そういって目を逸らす真木。

「え?」
その言葉にきょとんとした”紅葉”であったが、その”意味”を知ったのはアレから暫くしてからの事であった。

「そうそう。そうやって真木ちゃんは蕾見管理官の部屋に潜入して・・・・♪」

「あ・・・!!!!!!!止めろ!紅葉!その話は・・・・・////!!!!!!!!!」
今日は2月14日”バレンタインデー"何故か
その”当日”に”真木”は紅葉の”買い物”につき合わされていた。
「何も”バレンタイン当日”に”チョコ”を準備する必要もないだろう。」
中には”自分”も”貰う側”だと言う事を察しながら。”ため息”をつきつつも真木は紅葉の買い物に付き合っていた。

「だって"今日じゃなきゃ"駄目なんだもの・・・・!」
”だって。”今日”今この"時間”の真木ちゃんを自分だけの物にしたいから
そう”心で呟いて”紅葉は真木の片腕に自分の腕を絡めつける
「止めろ・・・これじゃぁまるで」
”デート中の恋人か何かのようじゃないか”
ため息混じりに言う真木。
いつでも”彼”は”妹”として”私のことを見ているようだ”
違うよ"真木ちゃん”私はもう・・・

”一人の女性”として。”貴方”が好きなのよ?

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■2013/02/14バレンタイン真木紅葉■

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