山本武、来る!
今日はリボーンを引き連れて並中訪問。
校庭で獄寺クラスが野球をしていて伊織は獄寺を探すが今日は用があると言って学校を休んでいる事を思い出す。
「今日は隼人兄たんお休み〜。」
「ああ。ダイナマイトの仕入れだ。寂しいか?」
「リボてんてーがいりゅから寂しくありまてん!」
その言葉を聞いて知らず知らずのうちに口元がつりあがる。ただし、ニコッではなく二マァだ。
カキーン
「お?ホームランか。」
「ほーむりゃんれすか。」
「あいつ、なかなかやるな。」
「きょーちゃんに聞いた事ありゅ。ほーむりゃん打つ人は野球のえーしゅだって。」
「ほぉ。興味深いな。」
「あい!」
その後、調べに調べてホームラン少年が山本武だと分かった。
野球が終わり、山本のチームがトンボがけをしている途中(ジャンケンに負けて)、
「伊織もやりたい!」
「よし、なら行くぞ。」
正直、自分も山本と話しをしたかったため、伊織の提案にのった。
「おっ!小僧達、手伝ってくれんのか?」
「あい!伊織、がんばりゅ。」
「伊織ってーのか。山本武だ。よろしくな!」
トンボを一つ借りて、リボーンと二人で引っ張って行く。
「(何あれ、ちょー可愛い♪)」
つい、ケータイをカメラモードにして撮影したのはしょうがない事だ。
「山本ー、こっちは終わったぞー。」
「おー。」
その後、伊織達のところに行き礼を言って教室へと何故か連れて行く。
「今日はサンキューな。助かったぜ。」
「伊織も、さんきゅーでしゅ!」
「おっ、そうか?」
「あい。ほーむりゃんを見せてもらったお礼れす!」
そう言った途端、すこーしだけ暗い顔をした。
それに気付いたリボーンは聞いてみた。
「や、実は最近うまく行かなくってな。」
「野球がか?」
「ああ。スランプってーの?そんな感じ。」
どうしたもんかな〜、と言う山本に伊織は、
「おててがエンエン言ってゆの。」
「ん?」
「あー…、まぁあれだ。練習のしすぎで腕が悲鳴をあげているからしばらく休めって事だ。」
「あい!」
「そっかぁ〜。」
その後、一週間は練習を休み伊織とリボーンと散々遊んだ事をここに記そう。
「よっ、伊織!この前はサンキューな!」
「あい!」
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