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問7、来る!




「武兄たん!」
「ん?」




とある休日。
制服姿で帰路についていた山本は伊織とリボーンに会った。




「おっ。伊織に小僧!」
「武兄たん、今日はガッコーだったの?」
「いや〜。この前のテストの点数悪くってさ〜。補習だったんだわ。」
「ほしゅー?」




テストをチラッと見せて困ったように笑う山本を見てリボーンは「ウチで勉強すっぞ。」と提案した。
それに承諾した山本は一旦家に帰り獄寺を連れて沢田家へと訪れた。





「邪魔するぜ。伊織、小僧。」
「お邪魔します。十代目、リボーンさん!」




勉強出来る奴がいた方がはかどるため、山本は獄寺を誘ったのだ。
いかなり来た獄寺に伊織はイヤな顔一つせず台所に行って獄寺の分のコップを用意した。





「さ、勉強すっぞ。」
「あい!」




山本は獄寺に教えてもらいながら、伊織はそれを聞きながらお絵描きに励んでいた。




「しかし獄寺、お前さっきから教科書に書いてあるのを読んでばっかだな!」
「なっ…!」



この方式はここに書いてあるんだ!
と言う獄寺に山本は笑って「でも大体は分かったぜ〜。」と言った。




「ほれ。」




用紙を渡せば一通り見た獄寺は舌打ちするだけだった。




「けど、問7がちょっとな〜。」
「こんなのも出来ねーのか!いいか、問7はな………………。」




しばらく睨めっこした後、顔を青ざめながらポツリと一言、「解けねぇ。」と呟いた。




「獄寺でもダメかぁ〜。伊織は解るか?」
「よん!」
「はは!そうか!4か!」



山本はそれを冗談だと捉え、笑って頭をガシガシと撫でた。

その後もしばらく2人で頑張って解くも答えは導けず。
ハルも加わり、そしてビアンキも加わったが未だに無回答のままである。(ビアンキは興味ないと一言放ち一階へ消えて行ったため、獄寺の呼吸も若干正常だ。)





「返事がないから上がらせてもらったよ。」




ガチャリと部屋の扉を開けたのは、ハルのお父さんだった。




「ハルのお父さんは大学の教授なんです!」
「んだよ、早く言えよ。」
「すげーのな!」




ハルのお父さんが問7を見て答えは3だと言った。




「ちがうの!よんなの!」
「はひぃ!?で、でもお父さんは3だと……。」
「いや。伊織の言う通り、答えは4だ。お前、ねこじゃらしの方式間違えてるぞ。」




今まで寝ていたリボーンがいつの間にか起きて間違いを指摘した。
一方、指摘されたハルのお父さんと言えばリボーンを驚いた目で見ていた。
そして、




「あなたは、ボリーン博士…!」



愛らしい目にグルグルのもみあげ。
数々の難題を解く天才数学者、その人だ。と、新聞を見せながら語る。





「その証拠に答えは4だ。」
「はひぃ!て事は伊織ちゃんも正解って事ですね!すごいです、伊織ちゃん!」
「えっへん!」




獄寺は改めてこの2人の凄さを思い知ったのだった。




「(いや、つーかマグレじゃねーのか…?)」


ーーーーーーーーーー

マグレかどうかはわからない。
ハル父の職業がいまいち自信ない。

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