笹川京子、来る! 「ざばー。」 天気のいい今日は公園の砂場で砂遊び。 砂山を作っり上から水をザバザバとかける。 それを数十回繰り返しているが飽きる気配なし。リボーンはいい加減帰りたかった。 「ずどどどどー。」 そして今度は砂山に穴をあける。 いい加減ツッコミをいれたい。 「リボてんてー、とんでる出来たお。」 「よし、出来たか。帰るぞ。」 「おててを洗わないとダメなのー。」 そう言って洗い場まで走る。 空を見れば夕方。赤く染まっている。 手を綺麗に洗いハンカチで丁寧に拭いてリボーンのもとへ走って来る途中、 ズシャァと転けた。 「あぅぅ……。」 「大丈夫だった?」 声をかけたのは並盛中生徒。 マドンナだ。 「ふふ。泣かずにえらいね。」 「あい。」 「えらい子にはクッキーあげる。」 「あいがと。」 「どういたしまして。」 しばし、ポーと見惚れていたら話しかけられた。 「私は笹川京子。よろしくね。」 「沢田伊織れす!」 「伊織ちゃん。危ないからお家まで一緒に帰ろうか。」 「あい!」 二人、手を繋いで仲良く帰宅。 公園に残ったのはリボーン一人。てか、 「スルーとか、どんだけだー!!」 [*前へ][次へ#] |