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三浦ハル、来る!




今日は山本が朝練でいないため、獄寺とそして塀を歩くリボーンと登園だ。(実はリボーン、幼稚園と並中を行き来している。)
そんな中。獄寺が目を疑う出来事が起きた。





「あ、あの…!私、三浦ハルと申します!」



なんと彼女は『まずは同じ土俵で。』と言うように塀を歩いて来てリボーンに挨拶をしたのだ。



「(アホだ…!ここにアホ女がいる…!)」



パシン………
住宅街に乾いた音が鳴り響いた。
少しショートしていたがすぐに自分はアホ女に叩かれたんだと気付いた。




「な、にしやがるこのアホおn「隼人兄たんイジメたらメーなの!」…十代目。」
「離れてください!その人は真っ黒いハートの持ち主なんです!」
「隼人兄たんは何も悪くないもん!隼人兄たんはいつも伊織を助けてくれるもん!」




だんだんと目に涙が溜まって来たのを見て獄寺は出来るだけ明るく大丈夫だと告げた。




「アホ女!てめぇ十代目を泣かせやがって!」
「なっ!ハルは泣かせてなんかいません!」




プンプンと怒った感じで何処かへ去っていくハル。
その日は獄寺もイライラした感じで登校したのだ。




ーー翌日



今日は伊織が幼稚園がお休みなため獄寺は一人で登校だ。(雲雀が月1程度に一日中側に居させるため奈々に頼んでいたのが今日なのだ。)
カンカン照りな太陽に苛つきながら通学路を歩く。



ガション
ガション

「…っちーな。」

ガション
ガション

「………。」


後ろから聞こえる妙な音。
出来れば暑さのせいで耳が逝ってるのか、と思いたい。


ガション
ガション


だが、それを許さないのが世の中だ。
恐る恐る、後ろを振り向いた。
そこには………、






「なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」




ゴルフクラブを持った武装したハルがいたのだ。





「てめー、どこの戦に行くつもりだ!!」
「はひぃ!ハルは戦になんか行きません!」




いや、むしろ此処が戦場か?とも思ってしまったぐらいだ。
武装したハルを見て、逆に暑くねーか?と言う言葉を飲み込んだ。





「お手合わせ、願います!」


ブォン!と獄寺目がけてゴルフクラブを振り下ろす。
このままではラチがあかないと思い、ハルにダイナマイトを投げた。




ドカーン!
爆発とともにハルは川へと投げ飛ばされてしまった。




「隼人兄たーん!」
「十代目!?」



幼稚園が休みと聞いてお迎えは必要ないと悟り沢田家を素通りしたが後ろから伊織が追いかけて来た。
その身なりは水着に浮輪、サンダルと言ったなんとも夏らしい格好だ。





「えへへ〜。明日はぷーりゅなの!」



あまり泳ぎは得意ではないがプールは楽しみだと言う伊織に獄寺は始終笑顔だ。




「ドカーン!ってなったけどセールがありゅの?」



そう聞いてくる伊織に簡単に説明した。




「大変なの!」


そう言って川に近付きハルの姿を確認した。
ハルは武装が重たすぎるのか溺れる一方だ。




「これに捕まりゅの!」



そう言って投げたのは先程まで伊織の腰に付いていた、浮輪。
ハルが浮輪を掴んだのを見て力の限り引っ張る。(あまりにも困難なため獄寺にも手伝ってもらった。)




「けほ、けほ。」
「お姉たん、だいじょーぶ?」



無事、ハルは助けられた。
心配する伊織にハルは一言、





「素敵です…。十・代・目vv」


と呟いた。

その日、ハルは学校に行かず、家へ帰った。
伊織も服を着替えるため、獄寺と途中までハルとの帰路。
そんな中、ハルは獄寺に一言、「ごめんなさい。」と言った。今日の事か、先日の事から分からないがぶっきらぼうだがちゃんと返した。




「俺はお前のために許すんじゃねー。十代目のために許すんだ。勘違いすんじゃねーぞ。」
「はひ!獄寺さんはやっぱり伊織ちゃんの事が好きなんですね!」
「ったりめーだ。俺はもう二度と十代目を泣かせるわけにはいかねー。この右腕に誓うぜ。」
「はひぃ…。主従愛…。素敵です。」




獄寺の(勝手な)主従愛にハルの目はキラキラと輝いていた。




「ならハルは十代目の秘書として伊織ちゃんを支えていきます!」
「んなもん、募集してねーよ!」




十代目を支えるのは右腕である俺一人でじゅうぶんだ!と言う獄寺に不服ながらも「これも主従愛…!」と妙な妄想を膨らませるハルだった。


ーーーーーーーーーー

着替えて並中へゴーした。
十代目が来てからハルを助けるまでの間わずか5秒から10秒と思ってください。
獄寺とハルは互いに恋心が芽生えたわけじゃないです。あくまで十代目愛の二人です。


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