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ポイズンクッキング、来る!





それは暑い夏の日だ。
幼稚園が終わり部屋で涼もうとし、部屋の戸を開けば遊び疲れていたのかランボが戸の前でお眠中だ。
そして部屋の中には素麺を食べているリボーンがいた。





「リボてんてー、ソーメンおいし?」
「ああ、うめーぞ。」




なんとも日本の夏を満喫中だ。



「あら、おかえり伊織。あなたの分もあるわよ。」
「あい!伊織もソーメン大好きれす!」





ちゅる、ちゅると素麺をすする伊織を見て毎度の事ながら伊織の舌はどうなっているんだとリボーンは不思議に思った。




「伊織。ビアンキの担当教科が決まったぞ。家庭科と美術だ。」
「よろしくね、伊織。」
「伊織、がんばりゅ!」




素麺のおかげか暑さも忘れて三人で和気藹々とお喋りに興じていれば来客を知らせるチャイムが鳴った。





「じゃあ私は料理の下準備をするわ。」



ついで、とばかりに一緒に下へ降りビアンキはそのまま台所へ向かった。
伊織は玄関に向かい扉を開ければそこに立っていたのは獄寺だった。





「隼人兄たん、こんちゃー。」
「十代目、こんにちわ!スイカ一緒にいかがですか!?」
「食べりゅ!」




重いスイカをゆっくり受け取った時、台所からビアンキぐ顔を出した。




「伊織、料理の準備が出来たわよ。…あら?隼人?」
「あ、姉貴!?」



瞬間、いきなり蹲り猛ダッシュで沢田家から逃げ出した。



「隼人兄たん、どーしたんだろうね?」
「あの子、いつもああなの…。」




ビアンキと獄寺が腹違いの兄弟だと聞き、ビアンキに対していつもああだと聞いた。
そして伊織は獄寺の後を追った。









「隼人兄たん!」



並盛神社に獄寺はいた。
だが少しまだ苦しそうだ。




「十代目、姉貴は…?」
「お家にいるよー。」



苦し紛れだが、姉を避ける理由を獄寺は打ち明けた。
ピアノの発表会、ポイズンクッキングへのトラウマ。




「それ以来、姉貴の顔を見るたびに腹痛が…!」



どうにかしてビアンキを並盛から追い出さねばと考えていた獄寺。



「? 隼人兄たんはビアンキ姉たんの事キライー?」




そこで獄寺はフと考えた。伊織の言う通り、姉であるビアンキぐ嫌いなのか?
ピアノの発表会の時に出されたあのクッキー。あれは自分のためにビアンキが手作りしたと言うのは分かる。
大勢の人の前で弾くピアノに緊張しないわけがない。だから姉はその緊張を少しでも和らげようとあのクッキーを作ったのだ。(その結果ぎポイズンクッキングを生み出すはめになったのだが。)

でも、それをなしにすれば自分は姉の事を……、





「別に、嫌いではない…。」



その言葉を聞いて伊織はホッとした。
その後は2人で克服法を考えたりして別れた。
帰る途中、今度はビアンキに会った。ジュース片手にベンチで俯き考え事をしているようだ。




「ビアンキ姉たん。」
「あら、伊織。隼人はどうしたの?」
「バイバイしたの〜。」
「そう…。」



元気がないと言うのは伊織から見てもわかる。取り敢えず隣に座ってみた。




「隼人は、何か言ってなかったかしら?」
「? 隼人兄たんは昔食べたクッキーが忘れられないって言ってたよ?」
「まぁ!本当!?」
「うん。あと、ビアンキ姉たんの事は嫌いじゃないって。」
「姉を意識するあまり出た照れ隠しだったのね…!」




その後は上機嫌のビアンキと帰宅。
そんなビアンキを見てリボーンは伊織に「何があったんだ?」と聞いて来た。




「伊織。これからも隼人をよろしくね。」
「あい!」



その笑顔を見てビアンキは密かに『伊織☆妹計画』を立てていた。


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私はあまり素麺は好きじゃない←


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