*SOS団
文芸室へ
*主人公side
放課後、涼宮ハルヒと名乗った美少女がやってきた。
「名前!迎えに来たわよ」
強引にあたしの腕を掴んで引っ張った。
『えっ!ちょっ、涼宮さん?』
「ハルヒでいいわよ」
そうじゃなくて…お話しじゃなかったんですか?
てゆーか、どこ向かってるの?
「我が部よ!是非、名前に入部してもらいたいわ」
話し早いな。部活かぁ。
『何部なの?』
「それは着いてから説明するわ」
説明?説明がいるような部活ってどんなの?でも、退屈しのぎにはいいかもね。
ハルヒも楽しい子だし何か面白そう!
バーンッ!!
文芸室と書いてある所の下にSOS団と殴り書きしてあった。そのドアを勢いよくあけるとそこには古泉くんを合わせ4人の生徒がいた。
窓際で辞書モドキの本を黙々と読んでいる少女に驚いた顔した男子生徒。メイド服を着た可愛らしい女の子。
「みんないるわね。紹介するわ!今日転校してきた名前よ」
言い終わると同時に後ろから抱き付いてきた。
『ちょっ、ハルヒ苦しいよー』
「ハルヒ、無理矢理過ぎるぞ」
「いいのよ。この子は照れてるだけなの!それより紹介するわ」
「古泉くんは知ってるから良いわね」
「ああ、俺は……」
「そいつはキョン」
ハルヒがキョンと呼ばれている男子生徒を勝手に紹介し、次いで
「あっちの可愛いのがみくるちゃんで、そっちの眼鏡っ娘が有希」
と二人を指してすべてを終えた顔をした。
*
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