＊ＳＯＳ団
今も未来も変わらない
*主人公side
「あ、名前ちゃんには後々このこからするので……あ、これ禁則でした。ごめんね、今のは忘れて」
『えっ……みくるちゃんからキス、されるんですか？あたし』
あたしからならともかく、みくるちゃんからなんて…
今のあたしはゆでタコみたいだな。それ以上に大人みくるちゃんは真っ赤になってオドオドしている。
今のみくるちゃんと変わらないんだな。
『解りました。今のは忘れます』
「よかった、ありがとう名前ちゃん。あ、もう時間です。わたしはもう行かないと」
大人みくるちゃんはキャリアウーマンなのかな。
「あ、それから、わたしのことはこの子には内緒にしておいてください。約束、ね。指切りする？」
伸ばされた大人みくるちゃんの小指にキョンくんは指を絡め、しばらくすると次はあたしと指切りをした。
「さよなら名前ちゃん、キョンくん。またね」
大人みくるちゃんは明るく言って闇の中へと歩き去って、すぐに見えなくなった。
「さて」
キョンくんが立ち上がる。あたしはキョンくんがみくるちゃんをオンブするのを手伝う。
『大丈夫？』
「ああ。それにしても苗字、その格好も大丈夫か？」
*
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