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*SOS団
お願いです!
*キョンside

しかし……
三年前。またそれか、という感じだった。だったものの、俺は多大なる興味を引かれた。それは苗字も同じのようで、巫女姿のままで目をキラキラと輝かせている。
そういえば朝比奈さんは一応正体不明の自称未来人なのだった。あまりの可愛さにすっかり忘れていたが。しかし三年前?そこに行く?ってことは、つまるところタイムトラベルなのか?

「そう──そう、です」

「いやあ、行くのはやぶさかではありませんが、でも何で俺と苗字が?何しに?」

「それはその……行けば解ります……たぶん」

なんだそりゃ。

『いいんじゃない?行こうよ!せっかくみくるちゃんが連れてってくれるって言ってるんだしさ』

そんな調子でいいのか?
俺の不審が若干量、顔に出たのだろう。朝比奈さんは慌てたように手をバタつかせたのち、目を潤ませながら俺を拝んだ。

「お願いです!今は何も訊かずにうんって言ってください。でないとわたし……その、その、困ります」

『キョンくん、行こうよ』

二人もの天使に拝まれたら断れないだろう。

「えーと。じゃあ、いいですけど」

「ほんとっ?ありがとう!」

朝比奈さんは飛び上がらんばかりに喜んで俺と苗字の手を握りしめた。いやあ、朝比奈さんの喜びは俺の喜びでもありますよ、はっはっは。

*

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