＊ＳＯＳ団
ＡＡＡランク
*キョンside
一時間目が終わるや否や谷口が満面の笑みで話しかけてきた。
「おいっ！キョン、おまえ転校生を見たか！？」
「いや…まだだ。と言うか、まだ一時間目が終わったばかりじゃねーか。俺はホームルームが終わってからもずっとここにいたからな。
それに俺は今の今まで転校生が来たなんて知らなかったからな｣
「あの転校生はランク外だな！｣
俺の話なんか聞いちゃいねー。
ハルヒみたくスルーしやがった。
「それはダメダメだったと言う事なんだな？」
一応話しを振る。
「違う違う！ＡＡランクプラスを越えるって事だ！
あの子は特設のＡＡＡランクだな！あんな超絶美少女は初めて見たぜ！」
誇らしげに話している谷口は胸を張って話すハルヒのようだった。
お前らは変なところで似ているな。
そういえばさっきからハルヒの姿が見えないが、まさかその転校生やらを勧誘しようとしているのか？
あいつは転校してくるやつ全員連れてくる気か？
まあ、そうじゃないにしてもＳＯＳ団に入るやつはハルヒが望んでいるやつだと古泉が言っていたようなないような。
つーことは、次は異世界人か。
*
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