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*SOS団
みんなお疲れ様
*主人公side

疲れのあまりキョンくんの胸に頭をおさめた。

『キョンくん!ハルヒ、ちゃんと辞退してくれるかなあ。あたし、お腹空いたしヘトヘト』

「俺もだ、苗字もよく頑張ったな。ハルヒには俺から辞退を促すように言っておくから安心しろ」

キョンくんは笑顔であたしの頭に手をぽんっと置いてからハルヒのもとへ行った。
あたしはベンチの前で遠くの空を見つめている有希のもとへ駆け寄った。

『有希ー!お疲れ、今日は大活躍だったね。ホントありがとう、有希がいなかったら今頃閉鎖空間だったよー』

「そう」

一言だけだったけど、その言葉にはあたしを安心させるような想いを感じた。

「みんなー、ファミレスに行くわよ!」

どうやらハルヒを説得するのに成功したようだ。キョンくん、きみはすごい!

というわけで古泉くんを除いたあたしたちは今、ファミレスの一角を占拠してご飯を食べてる最中。
妹ちゃんはハルヒとみくるちゃんの間で危なっかしくナイフをハンバーグに突き刺している。可愛いね。
鶴屋さんは有希に笑いながら話しかける。あたしはというと谷口くんと話している。
それを見てキョンくんは顔をしかめている。

とにもかくにも、こうして長い長い野球大会は幕を閉じたのだった。

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