*SOS団
転校生の運命
*主人公side
「初めまして、古泉一樹です。以後お見知り置きを…」
あたしが席に着くと爽やかハンサムボーイがニッコリ瞬殺スマイル。その笑顔に不覚にも胸がドキドキしてしまった。
ホームルームが終わるとあたしの周りは人でいっぱいだった。
そういえば小中学生のとき転校生が珍しくてあたしもいっぱい聞いてたなぁ。
9組(あたしと古泉くんのクラス)の廊下は転校生を一目見ようとのぞきに来た生徒で溢れていた。
そんなに見ても期待に添えるような人じゃないですよー。
特徴なんて小さいだけで何にもいいことないし…。
敢えて言うなら映画とかバイキングに行ったときに子供料金で入ってもバレないことくらいかな。
でもそれって悪いことじゃん!
クラスの人たちの質問攻めに苦笑していると廊下が騒がしくなったのに気付いた。
クラスの人たちもそのことに気付き廊下に視線を送る。
するとそこには、昨日の美人さんがいたのだ。
*
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