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*SOS団
自己紹介の時間だよ
*主人公side

「じゃあ、名前呼んだら入って来るんだよ!」

そう言うと担任は教室へ入っていった。
転校なんて初めてだからウキウキするけど心配もある。例えば、友達作り、部活、授業……と挙げれば山ほどあるけど今は自己紹介の事を考えるだけでドキドキが止まらない。

「苗字さん」

『は、はいっ…』

いろんな事を頭の中でぐるぐる回していたら自分の名前が呼ばれたことに驚いて返事から噛んでしまった。

ガラガラガラ…

クラスみんなの視線に身体がカチコチになったけど、先生の温かい笑顔を見ると緊張がゆるみ、リラックスして話せた。

『初めまして。苗字 名前です。よろしくお願いします』

自然と笑顔で言えたことが嬉しかった。先生の笑顔は魔法だね。

「はい。苗字さんの席は……一番後ろの窓側です」

先生に指さされた席を見れば、隣には茶髪の爽やかスマイル少年?青年?がいた。先生の笑顔とはまた違うタイプだった。
クラスの中でも一際目立つ容姿をしていて一言で言うならイケメンという言葉がジャストフィットする。
女子なら誰でも一度はみとれるであろう、その笑顔はあたしに向けられた。

*

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