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*SOS団
ランチタイム
*主人公side

愛用の目覚まし時計がもう朝だということを告げる音楽を鳴らす。今日は有希にお弁当作ってあげようと決めていたため、いつもより目覚めがよかった。
さっそくお弁当作りに取りかかる。なかなかのものができて、完成したお弁当を持ち有希のマンションへと向かった。
インターホンを鳴らし名のれば自動ドアがすっと開かれ、マンションの中へと入れてくれた。有希の部屋のドアをそっと開けると、鈴蘭のように清楚で可愛らしい顔が見えた。

『おはよう。今日有希の分のお弁当作ったんだけどよかったかな?あと、一緒に学校行っていいかな』

有希はゆっくりと頷き、外へ出ればあたしが歩き出すのを待っていた。
他愛もない話しをして(と言ってもあたしが一方的に話しているだけで)あっという間に学校に着いた。

四時間目の終わりを告げるチャイムが鳴り終えると有希が教室の後ろドアを開けて待っていた。あたしはそれに気付けばお弁当を持ち、有希のもとへ向かう。文芸室で食べるらしくあたしたちは文芸室へと足を運んだ。
有希は意外と食べるペースが早くあっという間にお弁当は空になった。

『どう?』

「おいしい」

その一言がとっても嬉しくて口もとが緩んだ。

*

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