企画小説
クリスマスの日は*
んん…?
なんだか肌寒い。
今年のクリスマスはホワイトじゃない、て言ってたのになあ。
とりあえず布団、布団っと……
「…あれ、起きちゃったか。月、メリメリクリスマース」
えぇ…っと……
これは悪い夢、かな。
陽がオレのパジャマの前がっつり開いちゃってるんだけど。
しかも…
「…って、おいっ!なにしてんだよ!な、なに塗って…」
なぜか、オレのへそから胸にかけて何やら白いものが広がっていた。
「んーと、綺麗だろ?月の白くて可愛い胸にクリームでデコレーションだよ」
「あ…っ」
にこやかに微笑む陽の指が胸の先を掠った。
思わず変な声が出ちゃったじゃないかぁ…
「あは、かぁわい」
「もぉ、ばか…こんな事してどういうつもり……?」
「そりゃ勿論…」
っあ…
ズボンの中に手が…っ
「ふふ、クリスマス仕様で美味しそーな月くんを食べちゃうつもり、だけど?」
「っはぁ、は、あん…」
「ん…大丈夫…?」
陽の膝の上に向かい合わせに跨がされたオレの後ろは既に、猛々しく上を向いた陽のモノをくわえていた。
腕を陽の首に回すと自然に胸を目の前に晒す事になる。
そうやって晒されたそれを陽が口で緩く吸うものだから、ぞくぞくと背筋をなにかが走った。
「あ、ぁん……胸、おいし…?」
「ん、甘いよ、」
「っやぁ、くわえたまま喋んないで…、っあ…」
ぢゅっ、とやらしい音を立てて一層強く吸われる。
その刺激で、もう…っ
「んあぁッー…」
「おっ、と」
びゅ、びゅっと放出された精液は陽の手に受け止められて、脱力感がオレを襲う。
「早いな、もうイッちゃった?」
「ん…うるさ、い…陽の口ン中、動きえろいんだもん…」
「う〜ん、口でイカせちゃったなぁ。でも、下も忘れんなよ、月」
ゆさっ、と陽が腰を突き上げる。
途中まではゆっくりクるくせに、奥に当てる時は思いきり腰を上げるんだ、こいつは…!
「う、あっああ、っみゃぅ…、あんっ、おくっ、あたっちゃ…う、っンぁ」
「つき、月、気持ち悦い?」
言葉に出す余裕なんてないから何回も首を縦に振った。
いつの間にか滲んでいた涙が滴になって頬に散る。
オレも、もっと陽を感じたくてむちゃくちゃに腰を振りたてた。
「はぁ…月、ナカに出すよ…っ」
「ぁ、あんッ、キて…ぇっ」
「くッ…、」
あぁ…
熱いのがナカに…
ぎゅ、ぎゅっと最後まで内壁を擦りたてられて、早くも二度目の絶頂を迎えた。
「ふぁあ、ん…、すき…」
少し汗をかいた陽の身体にぎゅうっと抱き着いたら、それに応えて抱き締め返してくれる。
「ンむ、っん…ぷは…ぁん、キスもすきぃ…」
「んっ…、ごめ、まだ俺…」
「ぁ…また勃ってきた、陽の…」
にゅぽっと水音を立てて、光る糸をひきながら、それはオレの後孔から出ていった。
寝室に持ってきていたらしいホイップクリームを指ですくって、オレの中心の先っぽに塗られる。
尿道が爪で刺激されて、思わず腰が浮いた。
「うぁ、だめ…ッ」
「腰揺れちゃってるよ。月は先っぽ弱いからね」
「あんっ、そ、な…ぐりぐりしちゃ、や…だぁ、…あぁっん!」
ぐちゅッ――!
「ッ急に、ぁんっ、おっき…っ」
今度は後ろから思いきり奥まで突かれた。
顔をシーツに埋めて、快楽に流されないよう必死にベッドにしがみつく。
でも、それも陽に壊されるんだ。
尻尾を上に持ち上げられてガンガン攻められる。
寝室には、ぐちゅぐちゅという粘液が混ざり合う音と、陽の腰がオレのお尻にぶつかる音が響いた。
「っくそ、お前可愛すぎる…ッ、」
「あっ、陽、奥まで当たってるっ、あん、イキそ、またイッちゃう、よぉ…っ」
「う、あッ…!」
ズヂュンッ
「あぁあああぁぁあ…ーっ」
「っは、あぁ…、」
陽が勢いに任せて腰を押し付けた途端、またナカで爆発が起こったらしく、びくびくと動いている。
オレもそれと同時にイッてしまって、そこで意識を手放したのだった…―――。
「月って意外と、なかなかの絶倫だよな。しかもえっち大好き〜なインランネコチャン」
「はあ!?何言ってんの、陽なんか何回イッても濃いし、量は多いし…おまけに全部オレに中出しで!お前の方がそうじゃんかぁ!」
オレ達は翌朝、学校へ着いてからも昨夜の事について口論していた。
後から友人に聞いた…というより、注意されたのだけど、結構ヤバめな話をしていたらしい。
しかも先生にまで怒られたので、陽と話す時は十分注意しようと思ったオレなのでした。
end
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