に
…ねぇ月
覚えてる?
まだ小さかった俺達は
自分達が互いに想うこの気持ち
これがナニか分からなくて
馬鹿みたいに空回り
その度に俺はお前から離れてった
胸がイタイから
この気持ちは…
なんなの
でも、ある日お前は言った"もう苦しい"
って
泣きながら話すお前を抱き締めた俺
その時分かったんだ
ああ
俺は月が好きなんだって
禁忌だって分かっても、月には言わないといけないような
そんな気がして
「好きだよ」
お前はもっと涙を流してこう言ったね
「オレも好き」
それから俺達は只の双子じゃなく
コイビトになったんだ
おわり
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