[通常モード] [URL送信]

モノクロツインズ
白猫の夢

「…にゃん?」


…月が可愛くなった。
いや、元々可愛いけど何かいきなりにゃんにゃん言って甘えてきたんですけど!

「陽ちゃーんっ、にゃんにゃんしよ?」

ぶはッ。
俺は飲んでいた麦茶を吹いてしまった。

にゃんにゃん、て…
いつそんな誘い方を覚えたんだこの子は。

「ふぇ…おれのこと…きらい…?」

「ちょちょちょ、待て…!」

上目使いで目をうるうるさせてそんな事言っちゃう月を、俺は手で止めた。

ていうかその前に…。


なんで月、こんなにちっこいの…?

そう。
目の前で転がりながらにゃんにゃん言ってる双子の弟は、見てくれはまるで幼稚園児。

17年、双子として生きてきたはずだからそんなわけないのに。

どっから見ても小さいのだ。

「陽ちゃんっ。もうきらぁーい!」

「え、嫌わないでよ月」

涙を沢山溜めて、大好きな月に嫌いと言われて俺はかなりショックを受けた。

「もういいもん…大和くんのおうち行ってくるもん」

"大和くん"とは、何かと月にちょっかいを出すクラスの男子の事。

俺はアイツが大嫌いだ。

体重も軽い月をひょいっと持ち上げる。

寝室に連れていき、月の黒に似合う赤い首輪を付けてやった。

「んん?陽ちゃんこれなぁにー?」

自分の首に回っている皮の首輪を見ながら聞いてくる。

「お前が動けないように、ね」

そう言ってベッドにチェーンで繋いでやれば、月はぐずりだした。

「ふぇ…や、いやだぁ!。僕おトイレ行きたいのー…」

トイレに行きたかったらしい月

付けたばかりの首輪を外してやり、トイレに連れてきた。

さて、これからどう過ごしたら良いものか…。

まず問題は学校だ。

こんな小さい月を一人家に置いて行くわけにもいかないし、近所の人になんか預けたくもない。

月は暫く事情で来れないとか何か適当な事言っといて、あのちっこいのは親戚って事にして連れて行くか…。

「陽ちゃん、おトイレおわったぁ」

ちょいちょい、と俺の服を引っ張って呼んできた悩みのタネをまた抱っこして、寝室に戻る。

「ねぇー、こんなの付けなくても僕にげないよ?」

月はベッドに乗って、首輪をトントンと叩いて訴える。

逃げないようにするだけでなく、なんかエロいから付けてたなんて言えるはずもなく…。

「…じゃ、外そっか」

俺がそう言うと、月は満面の笑みを浮かべて頷いた。

ヤバい…。
こんな小さい月にムラムラしてる…。
本格的に俺の頭はやばくなってきたようだ。

ちょっとぐらい良いよなぁーと思い、月を俺の膝の上に乗せた。

すると、頼んでもいないのに月はピッタリと抱き締めてきて、もう心臓が破裂しそうにヤバかった。

「ふふっ、陽ちゃんのここすごい音がするー」

俺の胸を指でつつきながら見上げてきて、もう理性の糸が切れかけだ。

「つ…月のここは?」

目の前のこの子は月だ…幼稚園児じゃない。
自分に言い聞かせて、月の服を捲りあげた。

「やぁ!陽ちゃんのえっちぃ」

月は頬をぷぅ、と膨らませてピンク色の唇を結んだ。

「えっち…俺が…」

反面、俺は月に言われた言葉が頭に響いて、余計にエロい気分になってきた。

…ごめん、我慢出来ない。

「いただきます」

月をベッドに降ろして顔の前で手を合わせた。

月の黒いしっぽがゆらりと揺れたのを合図のように、俺は月をベッドに沈ませる。

捲りあがったままの服から覗く綺麗で小さい乳首を口にふくむと、月がおとなしくなった。

くちゅくちゅと卑猥な水音が耳に聞こえて、少しの罪悪感が湧き上がる。

「ん、ぁ…陽ちゃ、あんっそこきもちいー…のぉ」

荒く息を吐いて、月は舐められていない方の乳首に手を這わす。

見ると、自分の指で押しつぶしたりして刺激を与えているようだ。
その姿はとてつもなくエロかった。

「…月、イイの?」

「うんっ…おっぱいきもちいいよ、ひゃ…ぁ」

オパーイ…?
なんちゅう可愛い事を…てか本気で俺の息子がヤバい。

「んぅ…あん、ぁ…陽ちゃん、のコレなに?」

つつつ、と俺のズボンの前まで来て、それを握られた。





「うわあ…!それはさすがに駄目だぁぁあー!!!」

ガバッ

……あれ…?
夢だったのか…。

「陽、かなりうなされてたけど…一体どんな夢見たのさ」

横で、夢で出てきた月じゃなく、普通サイズの月が本を読みながら問い掛けてきた。

どうやら俺は机で眠っていたようだ。

「や…ちっちゃくてエロい月くんが…」

さすがの俺も最後まで言えなかった。

何故かって?
月の猫パンチをくらってしまったからだ。

「へぇえ〜…ちっちゃくてどんなオレが、って?」

ニコニコ笑っているが、目は全く笑っていない。

俺はこんな月を見るのは久し振りかもしれない…。

「まあ…どんな夢見てようとオレに手出さなければ良いけどさー」

「…それは無理に決まってるじゃん。」

夢の中の月、可愛かったな…。

そう呟いたら反省しろと怒鳴られた。

また可愛い猫パンチを受けてしまったのは言うまでもない。






end



あきゅろす。
無料HPエムペ!