りょーじょくアリス 会長と…3 「おいアリス。今から客が来る」 「は…ぁ……っ?」 「お前の大好きな幼馴染みがそろそろ委員会の資料を持ってくるから、来ても大人しくしてろよ。バレたくねぇなら」 「ッ……!?」 何故、此処に龍を呼ぶのか…絶対わざとに決まっている。 ふざけんなと怒鳴りたいがそんな体力は残っていない。 今までイく事だけを考え始めた脳から血の気が引き冷や汗がだらだらと出てくる。 もし…もし龍にこんな格好を見られたら…っ…そう考えるだけでも恐ろしい。なのに… 「ハッ、それでも萎えねぇんだな」 「ぅあっ…!」 勃ったままの自身の裏を撫でられ体を震わす。 会長はそのまま自身の根元を縛る紐を解いた。 突然の事に驚いたがその瞬間玄関の方からピンポーンという音が聞こえ体を強ばらせる。 「大人しくしてろよ」 そう囁くと会長の足音は遠くなっていったが、寝室のドアを閉める音は聞こえなかった。 暫くして玄関のドアが開く音がして聞こえてきたのは聞きなれた龍の「こんばんわ」という声だった。 しかしそちらに意識を集中させていたら突然中に埋められた玩具が動き出し声が漏れそうになった。 「ーーーッ!!」 動いたのは棒の部分でまだ弱いその刺激に安堵のため息をつくが遠隔操作できるやつだと知り冷や汗をかいた。 多分、寝室のドアは開いていて龍の声も聞こえてくるという事は少しでも声が漏れれば聞こえてしまう。 これ以上強くされたら困る。寝室にはバイブ音と自分の荒い呼吸が響いた。 玄関から寝室はわりと近く、耳を澄ますとはっきりではないが2人の会話が聞こえてくる。 「これ、クラスの資料です」 「おう。ありがとな」 それだけで龍を帰せば良いのに会長は「記入漏れがないかチェックするから待っとけ」とか言ってまだ帰さなかった。 身体を小刻みに震わせながら会話を聞く。 だが、カサカサと紙の擦れる音が聞こえたあと、突然中の玩具の動きが一段階強くなった。 「ふっ…くっ……ッ」 声を出さないように我慢するが先程と違い根元を縛られていない為すぐにイきそうになってしまう。 今は龍が近くにいるのでイきたくない。 しかしそんな願いとは裏腹に会長は前立腺にぴたりと当たっている玉の方のスイッチを入れた。 「ーーッ!…あっ…くぅッ…」 口を押さえたいが縛られた腕は動かなくて必死に耐えるが先程まで昂っていた欲は呆気なく吐き出された。 しかしイったばかりというのに止まらない刺激に今まで以上に敏感に反応してしまう。 二人の会話なんて俺の耳には聴こえてこなかった。 「イっ…ヤ…ッ…〜〜っ」 どれくらい時間が経ったか分からない。一時間にも感じるが、もしかしたら五分くらいしか経っていないかもしれない。 見えない視界で必死に声を出さないように耐えるが前立腺を集中的に刺激されては限界がある。 するとガチャっというドアの閉まるような音がした。 龍は帰ったんだと分かり全身の力が抜けた瞬間、前立腺を刺激する玉になっている所の刺激が強くされた。 「あーーっ!ダメっダメっ…イヤーーっ」 気を抜いた瞬間の強い刺激だった為喘ぎ声は大きく、体をビクビクと震わせ何度目か分からない射精をした。 終わらない刺激に意識が朦朧とし周りの音も聞こえなくなってきた時、横から声がした。 「おい」 「ぁああっ…かい、ちょ…っアーーっ」 「まだ帰ってねぇよ」 「ーーっ!?う、そ…イヤっ…ヤダ、ヤダ…ッ…いやぁあっ…!」 その言葉にもしかしたら声を聞かれたかもしれない…いや、今聞いてるかもしれない、見られているかもしれない…っ…と頭な中が真っ白になる。 飛びそうになった意識は戻ってきて、声なんて抑える事ができないまま体を痙攣したみたいに震わせた。 「イヤとか言いながらイってんじゃねぇか」 会長は言いながら玩具のスイッチを止め目隠しをしている黒い布も外した。 ぼやける視界には会長一人しか映らなくて、思考は付いて来ないが涙が流れた。 「帰ってねぇってのは嘘だ。お前に気付かず帰ったよ」 「よかっ…た……」 龍にバレていないと知ると今度こそ全身の力が抜け意識が深い眠りに落ちそうになるが会長に脚を叩かれそれは許されなかった。 「まだ飛ぶな」 「ん…っ……」 「お前何回イった?ドロッドロだし、もう出ねぇんじゃねぇの」 「アっ…嫌…」 ぎゅっと強めに自身を握られビクりと体を震わせる。 見るとお腹だけじゃなく太腿のあたりも自分の吐き出した白いモノで濡れていて何度イったかなんて分からない。 自身からは透明になった液体が僅かに出てきて精液が無くなる程イったのだと今知った。 会長は脚の拘束を解いて伸ばせるようにしたがとっくに力なんて入らない。 もう終わりと思ったが違うらしくベッドサイドの棚を弄る会長は引き出しの中から小さいローターとコンドームを取り出した。 どうするのかと見ていると俺の吐き出し疲れて萎えた自身の先端にローターを宛てがい、そのまま上からコンドームを被せられた。 イヤだと言っても聞く耳を持たず、さらには自身の根元を先程と同じように紐で縛った。 「やっだぁ…も、嫌だ…許して…っ」 またあの何とも言えない耐え難い強い刺激がくるんだと分かると恐怖で背中が震える。 太腿に付けられた拘束具と同じものを頭上で縛られ動かせない二の腕部分に付けるとそこから伸びる短めの鎖が、持ち上げられた太腿に付く拘束具のフックにかけられ、脚が下ろせなくなった。 両脚を持ち上げ固定されると腰が浮き全てを曝け出す姿に流石に恥ずかしくなり顔に熱が溜まる。 会長はその姿を満足そうに眺めると後ろに埋められたままの玩具を抜いた。 ゆっくりと回しながら抜いたため再び訪れた快楽に萎えていた自身が質量を増した気がした。 何もなくなった後ろに今度は会長の自身が宛てがわれる。 太く熱いそれは相性がピッタシすぎる為か玩具なんかより蕩けそうになる甘い刺激を沢山与える。 ソレが今から入ると考えただけで蕾がひくひくと動くのが分かった。 「あんなにイったのにまだ欲しがるのか、この体は…やらしいなぁ…」 「イヤぁ…ぅ…ぁあっ…!」 ズズっと音を立てて挿入される会長のモノ。 奥まで入ると自然と浮いた腰が揺れた。 会長が律動を始めると動きに合わせて甘い声が漏れる。 熱いものに内壁を擦られると玩具とは違う気持ちよさに支配される。 グチュグチュと厭らしい音が繋がった部分から漏れ始めると自身はまた完全に勃っているが先走りすら出ないほど苦しく縛られていた。 「太い玩具飲み込んでも、まだまだこんなに締め付けんだな…いいケツしてやがる…っ」 「ぁあっ…やぁっ…ああっ」 突き上げるスピードが早くなると、不意に自身の先端に付けられたローターのスイッチが入れられ、思いもよらなかった刺激に体を跳ねさせた。 「ああーーっ!イヤっヤダっ…それ、イヤぁああっ!」 吐き出す事ができず開いた尿道口をコンドームのせいで容赦なく強い刺激を与えられると目の前が真っ白に弾け絶頂のような感覚が長く続く。 後ろを締め付けると中に熱いものを感じた。 目の前で会長が気持ち良さそうな顔をする…一人だけイきやがって… でもそんな事はすぐ頭から飛んでいった。 会長はイったばかりだというのにまだ体力は全然残っているらしく、腰を動かし始めたのだ。 前立腺を突き上げられ、溜まった熱は吐き出せず張り詰めた自身の根元で逆流していきただ苦しいだけなのにそれすらも快楽へと変えイく事だけを考える。 「ぁあーっ…イき、たいっ…イきたっ…ぁああっ」 「イけば良いだろ…出さずにっ」 「いやっ…ヤダ、ヤダ…イっ…あぁーーっ」 「たまんねぇ…っ」 後ろでは前立腺を容赦なく突き上げられ、前ではローターが自身の先端を刺激する。 縛られて身動き一つできない体は手足の感覚なんてとっくに無くなり、会長にただ揺さぶられるだけだ。 涙は溢れ開きっぱなしの口からは言葉にならない喘ぎ声と飲み込みきれなかった唾液でぐしゃぐしゃだ。 快楽は全身を駆け抜け痛みや苦しさまでも分からなくしていき可笑しくなりそうだ。 早くイきたい、開放されたい。 それなのに吐き出す事なく絶頂が訪れ恐怖とも言える長い射精感に襲われる。 「いやぁあっ…も、ゆるひて…っ!ぁあーーっ」 「そろそろ、やべぇか…」 会長は脚を持ち上げていた手の片方を戒められた自身に添えコンドームとローターを外した。 強すぎる刺激は少し楽になったが外された瞬間尿道口を押え付けていた物が無くなったので先走りがどぷっと溢れた。 会長はそれを自身に塗り付けながら扱いた。 「ぁああっイクっ…イかせ、て…イかせて!」 「ああ。たくさん出せよ…っ」 会長は前立腺をピンポイントで突き上げると自身を縛る紐を外した。 「ーーイクっ…イクっ…ふぁああっ!!」 さっきもイったといのに最初と変わらない程多く吐き出し、自分の腹や顔を汚した。 「ぁああっ、まだっ…まだイって…ぅああっ」 長い間お預けをくらったせいか射精が長く続く。 狂ってしまいそうな快感に体はビクビクと震えた。 しかし会長の腰の動きは止まらず、しかも先程のローターをスイッチ入れたまま溜まったモノを吐き出している自身の裏筋に宛てがいそのまま扱いた。 「イヤぁああっ!ダメっイってうの…にっぁああっ」 「もう、出なくなってきたなっ」 自身からは白濁としてない透明なものがチロチロとしか出てこなくなっていた。 それでも会長は動き続け何度目か分からない射精をして後ろを締め付けると会長も中に熱いモノを吐き出して、ようやく動きが止まった。 「あっ…はあっ…はあっ…はあっ……」 寝室にはお互いの荒い呼吸音が響く。マラソンでもしたみたいな疲れと脱力。 意識は朦朧としていて目の前はボヤけていた。 会長の自身は抜かれ腕と脚に付けられた拘束具も全て取られたが全く体を動かす事ができない。 力が入らない… 疲れた…今日も出なくなるまでイかされた。 全身が痛むし明日も確か授業があるのに…… 会長は「アリス…」と名前を呼びながら頭を撫でる。 いつも最後にしてくれる行為だがそれをされた瞬間、目の前は暗くなっていき俺の意識は闇へ落ちていく。 酷くされるのに来てしまう理由は何なのか。 気持ちいいだけじゃなく快楽による拷問をされているみたいなのに… 理由ははっきりと分からないが俺はまた呼ばれたら来るだろう。最後まで淫らなのは俺自身だ。 もしかしたら求めているのは俺の方かもしれない。 でも俺達はただのセフレなのだから… それ以上もそれ以下もない。 [*前へ] [戻る] |