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りょーじょくアリス
保険医と…2

「ん…んん…」

滑りの良くなった乳首を親指の腹で塗り込むようにされると背筋が震えたが直ぐに先生の手は離れていき、まだ芯を持っていない柔らかい自身に触れた。
袋も含め満遍なく塗りつけるとまたも直ぐに手は離れていった。
ただ塗られただけの状況に恥ずかしくなり顔を背けるがカチャカチャと音がしたので先生の方をチラリと見ると先程薬と一緒に取り出した注射器のような物を手に取っていた。
何をするのか見ているとその注射器の中に薬を入れていった。
針は付いてないから肌に刺す事はないと思うが…使い道が見えてこなくて戸惑う。

「それ……」
「怖がらなくていいよ、大丈夫。脚を広げてごらん」

怖がってるつもりはなかったが先生にはそう見えたらしい。もしかしたら怖がってるのかもしれないが先生を信用してゆっくりと脚を立て左右に広げると先生が注射器を片手にベッドに上がってきた。
眉間にシワが寄ってしまう…
脚の間に先生が入り込むと脚を開き丸見えの蕾に触れた。
もしかしてと思い先生を見るとちょうど目が合いニコっと微笑んだ。

「そんなとこ…」
「大丈夫だよ。中に入れるんじゃなくて塗るんだから」

確かに、言われてみればそうかもしれない…
薬の入った小さめの注射器を蕾に宛てがわれ、冷えた感覚に肌が粟立ったが深呼吸をして力を抜いた。

「偉いね」

力を抜いたそこに注射器の先端が押し込まれた。
少しすると中に冷たい液体のような物が入ってきたのが分かる。薬は温められると液体状になるらしく中にどんどん広がっていく。
そんな感覚は初めてで肌が粟立つ。

「どう?」
「気持ち悪い…」

注射器を抜かれるとまた直ぐに先生は離れ俺の様子を見るだけだ。これといって塗られた所は何も変化はなく、違和感もない。甘い匂いがするだけ…

「これはね、少し刺激を与えると効果が出てくるんだ。結構強いらしいんだけど、まだ何もなさそうだね」
「刺激…」
「あまり直接的なのはまだしないでおきたいから…キスしてもいいかい?」
「……」

キスは嫌いだ。キスはカップルや恋人同士でするものであってセフレやましてやこんな関係の先生となんてしたって何の意味もない。
愛を確かめるような行為は好きじゃない…
でも今回は少し違う。セックスの内の一つ…そんな感じがする。
先生も俺がキスが好きじゃないって分かってるから…今回は我慢しよう。

「ん、いいよ」

先生は答えを聞くと微笑みながら俺に多いかぶさり数秒目を合わせた後にそっと口付けた。

数回触れるだけのキスの後に舌で唇をつつかれ、口を薄く開けると隙間から舌が挿入される。
先生の舌は熱くてそれを自分の舌に絡められると背筋が震えた。歯列をなぞられ時折舌を強く吸われると体がビクッと震える。
猪苗先生はキスが上手い…
拒んだ事もありあまりキスの経験が多くない俺にはリードしてくれて尚且つ気持ちいい所を的確に攻めてくるキスは体から力が抜けていく。
鼻で上手く息ができなくて口を開け息を吸い込もうとすると舌がより深く入ってきて苦しい。けど…

「んっ…ふ…ぁ…っ」

キスってこんなに気持ちが良いものだとは思わなかった。
されっぱなしだったが自分からも舌を絡めるともっと気持ちが良かった。
飲みきれなかった唾液は口端から流れ、体が火照り出す。
中心に熱が溜まっていくのが分かった。
キスだけなのに…
長く続くキスは気付けば口付けている隙間から喘ぎ声が漏れ、自分から求められなくなるぐらい力が抜けていた。

「はあっ…んうっ…ちゅ…んぁ…」
「ん、ふ…」
「んっ…ぷはっ…はあっ…はぁ…」

ようやく口を離されると目元に涙が溜まりトロンとした表情になっているのが自分でも分かるが酸素を求めて呼吸する事に必死になってそれどころではない。
それと、何か暑い…息を吸い込む度にドクドクと心臓が大きく鳴る…

「はぁ…はぁ…っ…」
「火照ってきたようだね」

先生の言った通り段々と体が熱くなっていく。さっき薬を塗られた三箇所を中心に。
見ると乳首は薬を塗ってから触っていないのに見ただけでも分かるくらい尖りを主張していた。
もしかしてと思い下に目をやると自身も完全に上を向いていた。
キスだけでこんなにした事が恥ずかしくなり顔を赤く染める。
だが熱かっただけの部分が急に疼き始めた。

「んっ…ふ…」
「キスによって薬の効果が出始めたんだよ……今すぐ触って欲しいかい?」
「はっ…んん…んぁ…」

駄目だ、刺激が欲しくなってきた…早く触って欲しい…疼きを鎮めて欲しい。
中に入れられた薬も効果を見せ始め入口部分だけじゃなく奥まで疼く。
こんなにも刺激が欲しいと思うのは初めてだ。
もし今一人だったらとっくに自分で触っていたが…それももう限界に近い。
人の前で何てしたくないが我慢できず手を自身へと伸ばした時だった。

「それは許さない」
「あ…なんで…!」

先生は自身を触ろうとした俺の腕を掴むといつの間にか持っていた包帯で両手首を括りベッドヘッドに繋いだ。
これで自分のモノに触れることができなくなってしまった。
一度止められると薬を塗られた所の疼きが増した気がする…余計に触りたくなってきた。

「んっ…も、やだ…っ」
「もう限界?触ったらすぐにイってしまいそうだ」

膝を擦り合わせているとそれも許さないらしく左右に大きく脚を開かされ疼いてひくつく後ろまで先生に丸見えになる。
薬の効果はかなり強い。
早く触って欲しい…先生には痴態を晒し恥ずかしいというのにそれよりも早く刺激が欲しくて脚を撫でる先生の手にも感じてしまう。




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