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りょーじょくアリス
会長と…1

「ん?」

いつものように会長の部屋に来たが鍵は開いていないしチャイムを押しても反応がない。
いつもなら俺を呼んだ日は鍵を開けているのに。
あまり使いたくないが前に渡された合鍵を使って部屋に入る事にした。
全寮制の学園で合鍵なんてどうやって作ったのか分からないが生徒会長ならできそうだ。
学園の殆んどの事を大人の教職員ではなく子供の生徒会が取り締まっていると言っても過言ではないのだから。
この学園は金持ち校だからか可笑しな所が多い…転入してきた俺にはまだ慣れない事もいくつかある。

鍵を開けて部屋に入ると玄関は真っ暗だったが少し長めの廊下を歩いた先にあるリビングの扉を開くとそこは明かりがついていた。
テレビはつけっぱなしでテーブルの上には飲みっぱなしのコーヒー。会長本人は何処に居るのかと部屋の中を見渡すとソファーの上で何かが動いた。
そちらへ近づき覗き見ると会長がすやすやと寝息を立てながら寝ていた。
俺を呼んどいて寝るとか…ふざけんなと思ったが最近学園で会長の姿を見かけない事を思い出す。
近々学校行事もあり忙しいのかもしれない。

起こさないよう寝室からタオルケットを持ってきてソファーで寝ている会長にかけた。
そのまま静かに帰ろうとしたが、目の前で無防備に寝ている会長が珍しくてついじっくりと顔を見てしまう。
黙ってればかなりのイケメンだと思う…顔は整っていて睫毛も長い…学園で1番人気な理由も分かる気がする。
惹き込まれるその寝顔に、気付いたら体が勝手に動き会長の頬に触れていた。
この人に大事にされたら幸せなんだろうな…

そんな事を考えながらぼうっとしていたら突然頬に触れていた腕を掴まれた。
驚いて身を引くが腕を掴む力は強くてビクともしない。

「っ……」
「…なに可愛いことしてんだよ…来たなら起こせ」

会長は目を覚ましてしまったようで掴んでいた腕を離すとソファーから起き上がり大欠伸をした。

「…疲れてんの?」
「あー…少しな」

少しと言ったが起きたばかりの会長の顔色はあまり良くないし、かなり疲れているように見える。
ゆっくり休んだ方が良いだろう。

「俺、帰るよ」
「何でだよ」
「疲れてんだろ?だったら休んだら」

会長の表情が不機嫌なものへと変わっていった。
俺的には心配して言ってあげてるのだが…なかなか通じないみたいで、会長は俺の腕を掴むとそのままソファーに倒れたので体勢を崩し俺が会長の事を押し倒したみたいな体勢になった。
俺は驚いて会長を見たが口端を上げて何か企んでいる顔をしていた。

「ちょっと、いきなり何して…」
「あーそうだなぁ、俺かなり疲れてるな…だからよ、ご奉仕してくれよアリス」
「はぁ…?」

何を言ってるのか分からない。
意味が分からず固まっていると会長が命令のように指示してきた。

「まず下に履いてるもん全部脱げ」
「なっ…」
「今更恥ずかしがんなよ」

言われた途端頬がほんのりと赤くなったが、確かに…今更裸体を曝したところで恥ずかしいって事はない。
けどいつもと違うのは今日は自分からするという事だ。
普段は大抵縛られているし…でもセックスするために会長の部屋に来ているのだ。
俺は先程よりも頬を赤く染めて、見られながらズボンと下着を抜いだ。

「脱いだ、けど…」
「見られて興奮したか」
「してない」
「まぁいい。こっちにケツ向けて跨がれ」
「えっ…」

それって会長の顔の目の前に全て曝け出せという事なのか…
何がしたいのか分からない…そんな恥ずかしい事を自分からするなんて無理だ。
しかし会長に”早くしろ”と促され仕方なく言われた通り跨がった。

「もうちょっとこっち来い」
「待っ…!息、かかる…」

会長の顔の上で膝立ちをする。
隠したい、今すぐ隠してしまいたい。頬にかっと熱が溜まり赤くしているのは辛うじて見えていないらしくそれは嬉しいが…
内腿に会長の息が当たるだけで肌が粟立つ。
羞恥に耐えていると会長がまた指示を下した。

「俺の、奉仕しろ」
「…ん…?」
「フェラしてイかせろ」
「あ…」

そういう事か…やっと会長が何をしたかったのかが分かった。
俺は会長のを、会長は俺のをフェラする…確かシックスナインというやつだ。
俺はフェラなんてあまりやった事ないが同じモノが付いているんだから気持ちいい所は分かる。
会長が疲れている今日くらい、奉仕しても良いかもしれない。
俺は四つん這いになり、目の前のズボンのボタンを外しジッパーを下げて下着から会長の自身を取り出した。

「今日は素直だな」
「うるさい…黙って感じてろ」

俺は言い終わると口内を唾液で潤してから会長の自身に手を添えて全体を濡らすように舌を這わした。袋は手で揉みながら徐々に質量を持ち始めた自身は俺の愛撫で感じているんだと分かり少し嬉しくなる。
流れてくる髪を耳にかけ大きくなったソレを咥えた。
亀頭の部分だけを咥え込み飴でも舐めるように執拗に愛撫しながら空いている手で袋と自身を扱くと完全に勃った先端から蜜が溢れ苦いものを感じた。

「ふ…んぅ……ふぁあ…っ!」

目の前のモノに夢中になっていると突然中心から広がる刺激に背筋が震え会長のモノに歯を立てそうになり慌てて口を離す。
それと同時に自身に感じる生暖かさに何事かと後ろを見ると会長が俺のを咥えていたのだ。
俺がしてたのと同じように亀頭を会長の熱い舌で愛撫されると腰の辺りに熱が溜まり立てた足が震える。
さっきまで会長の自身を咥えていた口からは甘い喘ぎ声が零れすっかり一人でヨガっていた。

「おい、止まってんぞ」
「ごめ…ひっ…!やるからぁ…」

会長に指摘されながらパチンと音を立てて尻を叩かれ、フェラできなくなったのは会長のせいだと言いたかったが言わずに黙って愛撫を始めた。
会長の太くなった自身を徐々に咥えていき咥内で舌全体を使い擦るようにして舐め、時折括れた部分を舌先で刺激すると、先端から蜜が溢れ苦いものが広がる。
しかし俺の自身もわざとなのか俺がしてるのと全く同じように刺激され力が抜けていき腕に力が入らなくなり上半身を会長の上に委ね腰を高く上げた格好になってしまう。
これ以上の痴態は曝したくないので脚だけは立てておかなくてはいけない。
それでも与えられる刺激が強すぎて口を離すと会長の太く起立した自身が頬に当たるが気にしている余裕はない。

「ぁあっ…はあっ…ぁんんっ」
「アリスもしろって…歯は立てんなよ」
「ンっ…ちゅ…んぅっ…」

自身を刺激され力の入りにくい体を必死に動かして会長のモノに口付け舌を這わす。
あまり奥まで咥えるとビクビクと震える体では歯を立ててしまいそうになるので先端部分だけを咥え込み執拗に愛撫する。
剥き出しの部分に舌を這わせ時折括れた部分を舌先で擽り、自身に添えた手は袋と一緒に根元の部分を扱いた。
限界が近いのか張り詰めた自身から漏れる先走りの量が多くなる。
イかせられる…そう思い刺激を強くした時だった。

「んっんぅ…ふぅあッ!」
「ッ…お前…いてぇな…」

ラストスパートと思いイかせるため深く咥え込んだ瞬間、思わぬ刺激に咥え込んでいたモノに軽く歯を立ててしまったのだ。
自身を弄る動きが止まったと思っていたので会長がお尻の辺りを掴んだ事に気づかず、双丘を開くとそこにある蕾をチュッと音を立てて吸われ、その瞬間背中を駆ける電気のようなものにビクッと体を震わせた瞬間に噛んでしまつまたのだった。
会長の声が低くなり微かに怒っているのだと分かる。
口を離しごめんと言うが何も返ってこない。
でも…萎えてない…

「ご、めん…会長…」
「…大人しく舐めてろ」

会長の深く息を吐く音が聞こえた後にそう言われ、怒られなかったが何か不安を残し、言われた通りにし始めた。
先程みたいに咥え込まずに必死に括れた部分などを舐めるのは後ろを刺激されいつまた歯を立ててしまうか分からないからだ。

「ふっ…んんぁ…はんっ」
「ん…ちゅ…」

会長は双丘を開き丸見えになった後孔に唾液を塗り込むように舐め、時折ちゅっと音を立てて吸われると腰を突き上げ背を弓なりに反らしてしまう。
生暖かく指とは違う柔らかいぬるりとした感覚に腰の辺りに熱が溜まり普段絶対に人には見せない場所を舐められてるのだと実感すると羞恥で顔が赤くなり体が火照る。
暫くして徐々に柔らかくなってきたそこに先を尖らせた舌がゆっくりと入ってきた。

「ぁあんっ…はあっ…ぁんんっ」

吐き出す熱い息が会長の自身に当たるだけになり、すっかりフェラなんて止めてしまっていた。
入ってきた舌がゆっくりと抜けていく感覚に背筋を震わせ、また入ってくると後ろに当たる会長の息にすら肌を粟立たせた。
俺の自身からは先走りが溢れ会長の自身も萎える事を知らなそうに元気のままだ。

暫くして口を離すと会長は上半身を起こし俺の腕を掴んだ。
力なんてとっくに入らなくなっていて抵抗できないまま会長の動きを見ているとテーブルの上に置かれたネクタイを手にした。
嫌な予感がする…
両腕を後ろに回されると手にしたネクタイで縛られた。
やっぱり、普通のセックスなんてしないんだ。疲れてると言っていたのに…
後ろ手に縛られたあと会長に”こっち向け”と言われ痺れるような足に力を入れやっとの思いで会長と向かい合うように跨がった。
屹立した自身同士が当たり恥ずかしくなる。




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