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Prisoner 第33夜 ね、枢 叶は神崎咲夜なんだ 悪魔の復活 SIDE.枢 叶 叶… 叶……！！ 生きてるのに会えないことがこんな辛いなんて知らなかった 君が跡形も無く、大量の血を残し消えたあの日 君は何をみて何を思っていたのか せめて生きていればと何度も願い、願っていたはずなのに… 叶 君が生きてると知った今 会いたくてたまらない。 そればかり考える 嗚呼 君はどうして……… 「すべてを独りで背負おうとするんだろうね」 ゆっくり…… 枢の手の平に刺さった剣から 李土の心臓に血が流れ込む 部屋には、一条と三人 「李土 これがすべてを狂わせてまで欲した最も濃い血だ」 早く復活するといいよ 早く… 完全にこの世から殺（け）してあげるから 僕は殺すことはできない それは変えられない呪縛 そのための駒 そのための一手 そのために揃えた さぁ、チェックだよ これが終われば ねぇ？ 叶――――… 僕の腕の中に戻って来て、 「二度と、邪魔させない」 お前がどれだけ彼女を欲したとしても。 二度と離さない… 愛してる ずっと昔から 僕には君だけだった ［*前へ］［次へ#］ [戻る]  |