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屑+細+没
Xレスポンスコール
彼の笑顔が浮かんでは、俺の脳髄をジリジリと焼いていく。
「一緒に死のうな」
にっこり無邪気な笑顔。真っ直ぐな想いは止められなくて、だから断崖へアクセルを踏んでいく。
「…例えば俺がお前を殺したら」
俺の問いに応える瞳は蒼く澄んでいて、ああ綺麗だ本当に。俺はこんなに黒く淀んでるのにお前といったら。
デンバットの笑顔は容赦無く突き刺さる。
近付く程遠く見えるのは何故だろう、何にでも平等に熱を注ぐお前を太陽みたいに思った。俺みたいな奴にだって暖かさをくれるんだ。
嫌い。大嫌い。お前はいつも遠ざかる。
「大丈夫」
悔しいくらいに眩しい熱。

「置いていかねぇよ」



熱の神の優しい応答

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