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復活
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俺は別に好きでお前に絡んでんじゃねぇんだぞ。只、ツナの守護者だから、絡んでるだけなんだぞ…。



他に理由何てねぇよ…。だから…な…?
勘違いすんじゃねぇ…。


頼むから…
俺の中に入ってくんな…。










「やぁ、赤ん坊…じゃなかったね、リボーン」


「……何だ、お前……。」


「…相変わらず冷たいね、君は。
まぁ、良いや…それより………はい、この書類に目を通しておいてよ。」


「分かった…。」








何の用だと思えば書類を渡しに来ただけの様だった雲雀…。
内心は少し期待していたリボーンは表情には出さずに渡された書類に目を向けようとした。
すると、いきなり視界が上へ向いた。




リボーンは目を見開き何事かと目線を合わせた。すると机の上に座りトンファーでリボーンの顎を上げて、雲雀は目を細めたままリボーンを見詰めているではないか。



リボーンはつかさずに拳銃を取り出そうとしたが、手を塞がれた。
雲雀は“クスリ”と笑みを作りトンファーを瞬間的に直すと、右手でリボーンの顎を支えた。



リボーンは“ゴクリ”と息を飲むと、何とかこの状態から抜け出そうとしたが、流石歳の差だけあってそうもいかなかった。
一体今から何が起こるのか…リボーンは予想出来ずにいた。
そんなリボーンを楽しそうに見詰めて、雲雀はゆっくりと瞳を閉じてリボーンに口付けした。
勿論、リボーンも自然と瞳を閉じた。
直ぐに唇は離れたが、雲雀はそんなに唇を離さずに、直ぐにまたキスが出来るギリギリで止まる。





「そんな顔…見た事ないね」


「………チッ…何だよ」

「クスクス…年下だけど最強…でも君が成長したら僕も成長するんだよね…」


「あぁ、そうだな…だからなんだ…?」


「相変わらず余裕だね」

「………ッ……」






余裕なはず等有り得ないのは分かっているのに、雲雀はワザとリボーンに聞いた。
リボーンは内心“クソッ”と思いつつも、キッと雲雀を睨み付けた。




しかし、雲雀も最強と言われていたのだ、子供が睨んでいるぐらいにしか思わなかった。
それでもそんなリボーンの表情が可愛すぎてつい虐めたくなる。











あきゅろす。
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